一人暮らしをするのは楽しみ半分、不安半分ですよね。
一般的な「初期費用」とは、賃貸契約に必要な費用のことです。新住居に住むために、最初に払わなければならないお金になります。
一人暮らしにはいくら貯金しておく必要があるのか?いったい何にお金がかかるのか?無駄な出費を抑えるために必要なことは?
私が上京してきた時知っておけば、賃貸契約で30~50万くらい節約出来たのではないかと悔しく思っています。
高校の時から一人暮らしと引越しを繰り返し、不動産業者に12年勤めてきた私の経験を踏まえてお伝えいたします。
【一人暮らし初期費用極意①】賃貸契約費用
まずは、住む場所は必ず必要ですよね。
場合によっては寮や社宅等、優遇されて費用を抑えられる事もありますが多くの場合は自分で住む部屋を見つけて賃貸借契約を結び、そこを住居とします。
家賃だけ払えば良いんじゃないの?
いいえ、家賃以外にもいろんな費用が必要になります。
おそらく家賃7万円の賃貸であれば40万弱初期費用を用意する必要があります!!
高すぎる、、、、
ざっとまとめるとこんな感じです。サラッと説明もしちゃいますね。
- 敷金
預り金ともいいます。入居した人が夜逃げしたりした時でも、事前に預かっていたお金を使って部屋をきれいに出来るようにしておきます。何かあったときのための保険のようなものです。
- 礼金
家主に対して払うお金です。住む部屋を貸してくれてありがとう、ということで家主に献上するお金です。最近は少なくなりましたが、都心等人気のあるエリアは礼金を取られることが多いです。
- 仲介手数料
仲介業者さんに支払うためのお金です。エイ○ルやアパ○ンショップなど家主と入居者を結びつける仲介業者へ献上します。
ココらへんは、本当に不動産業界の闇が多い部分になります笑
仲介手数料は、場合によっては初期費用の中で値引きを狙いやすい項目になります。「賃貸の仲介手数料を値引きする方法!最も得するための極意」で詳しく説明していますので興味があれば、読んでみて下さい。
また、実践編で「【賃貸】見積もりを複数もらって初期費用を10万円安くしました。」といった記事も書いていますので参考にしてみて下さい。
そして、最近よく”仲介手数料無料!”とかいって、客を引っ張っている業者がいますが、そんなにうまい話はなく、結構罠が多いので「仲介手数料が無料!?知らなきゃ危ない賃貸契約の裏側とからくり」で勉強してそういった特典に挑むようにすると良いと思います。
- 前家賃
例えば、入居が4月1日であれば4月分家賃をまた払いに来てもらうのが面倒なので、契約金と一緒に支払って下さい、という役割のものです。今は、「フリーレント」といって1ヶ月分家賃はいりません、という不動産もよく見かけます。
- 日割り家賃
例えば、3月25日入居であれば、上記「前家賃(4月分)」と「日割り家賃(3月25日〜3月31日分)」を徴収されます。
前家賃・日割り家賃については「“前家賃って何?次の家賃支払いはいつ?【わかりやすく解説します】」で触れていますので参考にしてください。
- 賃貸保証料
最近、入居者が賃料を払えなくなってしまった際に、代わりに大家さんに家賃を払う保証をするという保証会社が増えています。
もちろん、保証会社が建て替えた分は入居者に取り立てが来ます。
保証会社は入居者と保証契約を結びます。家主は安心して部屋を貸したいので、入居者へ保証会社との保証契約を必須とすることがほとんどになりました。
- 火災保険
例えば、火事だけではなく水漏れで下の階の人の家具等がダメになってしまった時にも全額保険会社が代わりに支払ってくれます。
火災保険に関しては、「賃貸契約時の火災保険を徹底調査!知らないと大損します」で詳しく解説していますので参考にしてください。
- 鍵交換費用
もし、前入居者がスペアキーを作成していたら事件が起きちゃいますよね、、、
そんなトラブルを引き起こさないように鍵の交換を行う必要があります!
★安く済ませる極意!!
ここでの極意は「【値引き率98.9%】初期費用を極限まで安くする方法」でまとめていますので是非見てみて下さい!
おそらく一人暮らしであれば3万〜30万程度は安くなります。
【一人暮らし初期費用極意②】引越し費用
はじめての人もそうでない人も以下7点で徹底的に引越し費用を軽減出来ます!!
★早速安く済ませる極意を紹介!!
- 安い時期を選んで引っ越しする
一人暮らしの人であれば大体の平均価格は以下の通り
■7月 ▷ 22,000円
■1月・6月 ▷ 23,000円
■9月・10月・11月・12月 ▷ 24,000円
■5月 ▷ 25,000円
■2月・8月 ▷ 25,000円
■4月 ▷ 27,000円
■3月 ▷ 39,000円
以上を参考にしてください。
- 不用品を処分する
引っ越しの荷物の量が多ければ多いほど引越し料金は高くなります。
なぜなら、荷物が多ければそれを運ぶ人数も増えますし、
運ぶための車両も大きくなってしまいます。
不用品は引っ越しのまえに処分して少しでも荷物を減らしましょう。
お金になりそうなものは早めにお金に変えておきましょう!笑
移送費を考えると引越し先で新品を買ったほうが安く済むということもあります。
今はメルカリとかもありますが、時間がない人はリサイクルショップに電話してみましょう。
- 荷物が少ない人は単身専用パックがおすすめ
単身専用パックとは「高さ170cm×横幅110cm×奥行き100cm」程度の滑車付きコンテナボックスに荷物を積み込み輸送する引越しサービスです。
日通では「単身パック」、クロネコヤマトでは「単身引越サービスパック」、ハトのマークの引越センターでは「小鳩パック」と引っ越し業者によってサービス名とコンテナボックスのサイズが異なります。
この単身専用パックでは、トラックの荷台に複数のコンテナボックスを積み込み運送します。
コンテナボックスは運送効率に優れており輸送コストが抑えられ結果として安く引越しができます。
- 長距離の引っ越しは混載便が安くなる
混載便とは、同じ地域や方面へ引っ越しをする人の荷物と自分の荷物を同じトラックの荷台に載せて運送するプランです。
荷物を混載することで、運転手の人件費をはじめガソリン代や高速料金などが割り勘になり見積もり料金が安くなります。
ただし注意点があります。同じ方面へ引っ越しをする人がいなければ混載便が成立しないため、希望者が現れるまで待たなければならない場合もあります。
- 「帰り便」を利用して格安に
一般ではあまり知られていませんが「帰り便」と呼ばれる格安のプランがあります。
帰り便とは、引っ越しを終えて帰路にあたるトラックに荷物を載せて運搬するプランです。
帰り便が格安になる理由は、本来であれば何も積み込むことなく帰るだけのトラックに荷物を載せることによって人件費と燃料費の無駄がなくなるためです。
ただし、自分の引っ越しが空のトラックの帰り道と同じでなければならないため、いつでも利用できるプランではありません。
引っ越し業者の日程に合わせる形であれば依頼できることがありますので、電話などで帰り便の利用が可能かあらかじめ聞いてみるとよいでしょう。
- 訪問見積もり時に値引き交渉をして安くする
これが一番大事かもしれません。
見積もり訪問時には3,4社呼んで相見積を取りましょう!!
「相見積」というワードだけで、頑張って業者も値引きしてくれます。
「その場で決めてくれれば○○円安くします!」と言ってきますが
それでも「また後ほどご連絡致します」ということが大事です笑
引っ越し業者は、見積もり料金のほかに荷物の補償内容も確認して選びましょう。
荷物の保証金額は、国や組合といった機関からの取り決めが無いため引っ越し業者により保障内容にバラつきがあります。
作業員がどんなに注意をしても荷物の紛失、傷、破損のリスクは伴いますので“保証条件” “金額” “対象品目”を確認し、万一のトラブルに備えましょう。
【一人暮らし初期費用極意③】家具/家電費用
地元の家電量販店で購入する人が多いと思います。
しかし、今は家電・家具に関してはネットで購入が確実に安いです!!
激安です!
★安く済ませる極意!
例えば、家電ならGoogleで「新生活 家電セット」とか入力してると各社頑張ってラインナップを揃えています♪
※家電例:新生活応援 家電セット
※家具は安いものであればいくらでもありますが、数が多すぎて・・・だと思います
私は安くてある程度かっこいい家具ということで以下サイトを使っていました
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人気のアウトレット家具がおしゃれで安い通販はイーリビング本店
【一人暮らし初期費用極意④】水道光熱費
次に、光熱費です!
以下で説明していきますが、一番金のない時の生活を実体験含めて「大学生が一人暮らしをするために必要な費用は?仕送りのなしの方」で紹介していますので、お時間があれば参考に染みてください。
生活するうえで必要な、水道代・ガス代・電気代の料金のことをいいます。
平均的な一人暮らしの場合、全体的な相場だとおよそ10,000円前後ぐらいですかね。
1ヶ月で、水道代2500円・ガス代4500円・電気代3000円みたいな
こんな感じだと思います。
もちろん、コンセントは抜いておくだとか細々した節約術はありますが
なかなか今までのような裏技的な一発逆転の節約は難しいです。
★安く済ませる極意!!
強いて言うのであれば1つ、それはガスです!!
物件のガスの種類が、「都市ガス」「プロパンガス」どちらなのか見るべきです!
一人暮らしでも実は倍程度料金が違います!!
全国どこまでいっても「都市ガス」が安いので
物件選定時には気をつけて見てみてくださいね。
【一人暮らし初期費用極意⑤】食費
理想的な食費は、1ヶ月あたりお給料の15%。手取りが20万の場合には、3万円前後が理想的なのです。
このくらいに食費を抑えることで、その他の費用を引いてもある程度手元に残るでしょう。
自由に使えるお金を増やすためには、まず食費から抑えていくことが重要です。
ただし、「食べない」はNG。単純に食事を我慢するだけではなく、上手なやりくりを考えましょう。
★安く済ませる極意!!
キーワードは自炊!ご飯とパスタで乗り切りましょう。
ここは、初期費用とあまり関係がないので割愛しますが、
私は月初に業務用スーパーで白米5kg(2ヶ月分)とパスタ5kg
それからネットで「野菜一日これ一本」を定期便でやりくりするのが最強パターン。
- ご飯は近くの惣菜屋さんで+1品(味噌汁も30食分を買っておく)
- パスタはペペロンチーノを作れれば最安(多分全部で50円程度)ソースでも100円程度
あとは納豆と卵で完璧です。
クックパッドで味付けのバリエーションを増やして楽しくて美味しい一人暮らしを満喫して下さい。
いかがでしたでしょうか?
何か少しでもお役に立てればと思います♪
最後に、私が直接お手伝い出来ることとして繰り返しにはなりますが
もしよければ不動産賃貸借契約の初期費用部分は相談して下さいね♪
必ずお役に立てると思います!