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賃貸契約時の火災保険を徹底調査!知らないと大損します

  • 火災保険ってどんな時に役に立つの?

 

  • 火災保険と家財保険ってどう違うの?

 

  • どの保険会社に入るのがいいの?

 

  • 賃貸の保険料って毎月かかるもの?

 

本日は以上のような疑問を解決していきたいと思います。

 

【賃貸の保険料①】絶対知っておくべき火災(家財)保険の内容

賃貸契約をする際の初期費用に絶対に出てくる項目として”火災保険”があります。

これは、”火災”とついていますが、入居者の方に知っておいてほしい情報を考えると、”家財保険”と考えていただいたほうがよろしいかと思います。

 

なぜなら、”火災”にかかわらず、水漏れによる”水害”や風害などあった場合に家財道具を補償する事が本来の目的だからです。

また、大家さんやご近所さんに対する賠償責任保険がセットされていることが主流です。賃貸住宅への入居時には、一般的に賃貸住宅用の火災保険への加入が義務付けられている場合が多いです。

 

では、もう少し詳しく、どんな時にこの”火災保険”が役立つのか、保険の内容と合わせて見ていきましょう。

以下では大きく5つの保険内容を紹介しますが、ほとんどの賃貸の火災保険ではこの5つの組み合わせに寄って出来ていますので、頭に入れておくと保険料見直しの時などスムーズかもしれません。

 

 

家財の損害

入居者が所有している家具や家電、衣服などの家財の損害を補償するものになります。

(出典:東京海上日動火災保険「住まいの保険」パンフレットより抜粋)

 

上記の事故が発生し、お客さまの家具や家電、衣服などの家財が損害を受けた場合に保険金が支払われます。

 

簡単に申し上げると、「故意」ではない「事故」であることがポイントになります。

 

【保険金がおりる例】

・自宅近くに雷が落ち、パソコンが故障した。

・空き巣の被害に遭い、ブランド物のバッグと現金15万円を盗まれてしまった。

 

【保険金がおりない例】

・大雨で河川が氾濫したため、床上浸水し、カーペットやソファーが汚損した。

・室内で子供が走り回っていて、誤ってテレビにぶつかり液晶画面を破損させてしまった。

 

 

 

借家人賠償責任

この保険内容は絶対に抑えておいて下さい!!!!超重要です!

大家さんに対する法律上の損害賠償責任を補償する保険になります。

 

何か自然災害での事故ではなく、入居者さんの不注意で建物自体に損害を与えてしまった時に利用する保険です。

私は、サーフィンをするのですがサーフボードを部屋に立てかけていたらそれが倒れて壁に穴をあけちゃったことがあります。

その時、この保険で私は費用をかけずに修理出来ました。

 

これって、結構重要なことで保険のことを気にしていなければ原状回復時に自分に請求されることになります。

場合によっては数万かかりますので、大きいですよね!

 

 

【保険金がおりる例】

・ストーブの消し忘れでボヤを起こしてしまい、壁紙やフローリングを焼損させてしまった。

・自分の部屋の洗濯機のホースが外れて部屋中が水浸しになり、床のフローリングを汚損させてしまった。

 

【保険金がおりない例】

・室内の模様替えをした際に、壁紙を破損させてしまった。

・子供が遊んでいて、ふざけて障子を破いてしまった。

 

 

 

修理費用

借りているお部屋のドアや窓ガラスなどを修理した際の修理費用を補償する保険です。

これは、建物に損害を与えることは先程と同じですが、自分発信ではない事故(近所の子供が石を投げて窓ガラスを割ったとか)の際に適用されます。

 

ここでのポイントは契約書に、上記の様な場合に家主が破損部分を直すのか、入居者が修復させるのかが大切になってきます。

 

これ、良い悪いではなく契約書で責任の所存を決めることが出来るので、そこはしっかりと事前にみておく必要があります。

 

借用中の建物に損害が生じ、賃貸借契約に基づき、自己の費用で修理を行った場合には加入中の保険を使うようにしましょう。

 

【保険金がおりる例】

・空き巣被害に遭い、侵入の際に玄関のドアロックを壊された。賃貸借契約で玄関ドアは入居者が修理することになっているので修理を行った。

・道路からの飛び石で窓ガラスが割れてしまった。賃貸借契約で窓ガラスは入居者が修理することになっているので修理を行った。

 

【保険金がおりない例】

・退去の点検の際、タバコのヤニでクロスが全体的に黄ばんでいるからと、交換代を請求された。

・台風の際、窓を閉めるのを忘れて出かけてしまい、室内に雨が吹き込み壁のクロスがはがれてしまった。

 

 

 

個人賠償責任

他人のものを壊したり、他人にケガをさせてしまったときの法律上の損害賠償責任を補償します。

 

日常生活において発生した偶然な事故により他人にケガをさせたり、他人の財物を壊したりしたために、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害賠償金等に対して保険金をお支払いします。
同居のご家族も補償の対象となります。
また、示談交渉サービス付きですので、相手方との示談交渉は弊社にお任せください。

【保険金がおりる例】

・自室の洗濯機のホースが外れ、下の部屋に漏水し、階下の住人の衣服類が汚れ弁償を求められた。

・子供が自転車で駐車中の車にぶつかりバンパーを破損させてしまい、修理費用を請求された。

 

【保険金がおりない例】

・友人から借りたゲーム機のコントローラーを誤って床に落として、壊してしまった。

・自動車を運転中、急に飛び出してきた子供に接触しケガをさせてしまった。

 

 

 

被害事故法律相談費用等

お客さまが被害を受けた場合に負担した弁護士費用や法律相談費用を補償します。

 

お客さまが不測かつ突発的な事故により、ケガをしたり家財が損害を受けたりした場合で、弁護士費用または法律相談費用を負担したときに保険金をお支払いします。
同居のご家族も補償の対象となります。

【保険金がおりる例】

・大雨で雨漏りし、ベッドや衣類が汚損したので、大家さんに弁償するよう求めたが取り合ってくれなかったので、弁護士に相談した。

・子供が自転車にハネられケガをした。加害者に治療費を請求したが無視されたので、弁護士に相談した。

 

【保険金がおりる例】

・夫によるDV被害を弁護士に相談した。

・自動車を運転中に赤信号で停車していたら、後続車に追突され衝撃で首を痛めた。加害者との交渉がこじれたため、弁護士に相談した。

 

 

【賃貸の保険料②】損しないための保険の値段!相場と毎月の負担額

先程もお伝えしたとおり、賃貸契約時の初期費用の項目に”火災保険”は必ず入ってきますが値段とか気にしたことないですよね。

「まぁこんなもんなんだ、、、」となる方がほとんどではないでしょうか?

今ははほとんどの賃貸アパートでは賃貸借契約の条件として火災保険に加入することが義務付けられています。

しかし、この事実をご存知でしょうか。

実は火災保険というのは自分で選ぶことも可能なのです!もちろん例外はありますが、、、火災保険は自分の知り合いのところで入るので、と言ってみましょう。

 

保険は自分で選ぶとなると、おそらく最安で3,000円〜加入することが出来います。

おおよその不動産会社で加入する保険は15,000円〜25,000円のものに加入する方が多いのではないでしょうか。

 

ただし自分で火災保険に加入する場合には火災保険選びから加入手続きなど煩雑な作業をすべて自分で行わなければなりません。

ちょっと面倒くさいですよね、、、、

 

不動産屋で加入するのは、契約書と一緒に名前を記入してハンコ押して終わりですし、何かあった際に不動産会社が保険会社と話しを付けてくれることもあります。

 

そのため、保険加入一つをとっても、自分で加入する際と言われたとおり加入する場合とでメリットでデメリットがありますので、これと言ったオススメはないというのが正直なところです。

 

 

【ワンポイントアドバイス】

不動産会社は特定の保険代理店と契約している場合があり、相場に比べて高額な商品や、不必要な補償がついた保険を勧めてくることもあります。

持ち帰って考えるとか、面倒くさいと思いますので、その場で「もっと安いプランにできませんか?安くするとどんなリスクがありますか?」と聞いてみましょう。

 

 

【賃貸の保険料③】入らないでもオッケイ?更新は必要?解約時は返還されるの?

  • 保険って入らないといけないの?

今はほとんどが、賃貸契約時の保険加入は必須です。「絶対入って下さい!」というのに法的な問題はありません。

なぜなら、大家さんや上下左右に住んでいる人達に「補償して」って言われた時、何百万、何千万という大金、普通は払えません。

大家さんが「火災保険に入ってくれる人じゃないと入居してほしくない」って思う気持ちも、わかりますよね。

 

でも、「はい、これに入ってくださいね。申込書です」と保険会社を選べない、つまり強制する事はどうなんでしょう?

これは、独占禁止法に抵触します。

 

だから、保険は自分で選べるのです^_^

 

 

  • 更新の時にまた費用がかかるのが嫌だ、、、

上記で説明したとおり、この火災保険は更新時もまた、他の保険会社に切り替えをすることができます。

確かに、賃貸契約時に「保険料を安くできませんか」とか、「ほかの保険会社を使ってもいいですか」と聞いてみても、いい顔はされません。

というか、日本人はそういうのが言いづらい事が多いですよね笑

 

ただし更新をする時に、わざわざ2万円以上もする保険に入り続ける必要はありません。

インターネットで検索をしていただくとわかりますが、安いものであれば1万円を切るものもあります。もちろんその分、保険金の上限も値下がりする場合もありますが、更新通知が来ると、私は迷わず安い保険に契約し直しています。

 

今の所、最強な保険屋さんは非営利組織である全国生協連でしょうか。

 

 

  • 中途解約すると返金されるの?

火災保険は賃貸契約時に一緒に1年もしくは2年間一括で契約することが多いですよね。

意外と掛け捨ての保険だと思われている方も多いと思いますが、火災保険は退去時に解約できますし、保険料がいくらか帰ってくる場合が多いです。

 

まず、誰が解約手続きをするのかですが、お部屋の解約連絡を管理会社にした際に、保険の解約の手続き方法を説明してくれる会社もありますが、説明をしない会社が多いのではないでしょうか。

私は説明を受けたことがありません笑

 

ですので、自分で連絡するのが一番です!

保険会社も丁寧に対応してくれます。

 

番号が分からない時は管理会社に尋ねてみましょう。

何かあった際に管理会社が利用するために必ず控えを取っている場合が多いです。

 

また、経過年月に応じた『解約返戻金』が戻ってきます。ほとんどの保険会社が日割りではなく、月割りで計算して解約返戻金が戻ってきます。

 

ただし、残契約期間が1か月を下まわる場合は返戻金がない場合もあるので要注意です。

 

解約の書面が保険会社から届きますので提出してから2週間から1か月以内に返金されます。

 

また、引っ越しした後、解約を忘れていた場合でも、保険会社によっては退去時から3年以内であれば遡及解約を受け付けてくれる場合もありますので、保険会社に相談してみるのもおすすめです。

 

 

【賃貸の保険料④】知って得する賃貸の保険事情

 

火災保険についても不動産業者で「強制」的な取扱が目立ちます。

先述の通り、火災保険についての「会社を選択する自由・プランを選択する自由」これはあるはずです。

特に悪質な不動産仲介会社は、2年間の火災保険で2万円以上もす保険を「強制加入」という形で進めてきます。

これ、保険会社のバックマージンが問題になります。結構このパターン多いですよね。

アクドイ会社ですと、保険金額の「50パーセント近い」バックマージンを取っている会社もあります。

 

そのため、言われたとおりホイホイと契約していたら取られていた契約金の半分はただの手数料として取られていることがあるということです。

安くしたい方は、同じ保険内容でも自分で契約した方が半額近く安くなる可能性があるということですのでめんどくさがらずトライしてみてください!

 

 

保険にかかわらず、賃貸契約の初期費用を安くするための方法を別の記事に書いていますのでお時間ある方は見てみて下さい。