no-image

長野県から埼玉県へお引越ししした時の賃貸トラブル

“① 28歳、女性、長野県から大学進学のため埼玉県に引っ越しし、一人暮らしを経験、大学2年生の時の話です。
② 私は2階建て全10室のアパートの2階に住んでいました。引っ越しした際に両隣・下の階の方には挨拶をしに伺いましたが、下の階の方は数回訪問しても不在でした。大学2年生になり、大学にも慣れてきたころの話です。下の部屋からコツコツと下から上へたたくような音が聞こえてきました。私の歩いた後を追うようにコツコツと音が迫ってくるのです。部屋からキッチンに行くとき、トイレに立つとき、お風呂に行くとき…いつでもコツコツという音が追ってきます。あとから考えると、下の階の部屋の方が長い棒のようなものを使って下から上へ突いてきたのだと思いました。トラブルに巻きこまれるとは思っていなかった私は、そのままその1日を何事もなく過ごしました。約1週間後、アルバイトから帰ってくると1階の部屋の窓から下の階の人が私の帰宅を覗いているのがカーテンの隙間から見えました。道に面していたので、1・2回は偶然だと思いましたが、ほぼ毎回、何度も見られて気味が悪くなりました。さらに数日後、アパートの管理会社からクレームが来ていると電話がありました。「足音がうるさい」とのことでしたので、防音マットを引くように対策を行いました。私自身もあまり音を立てないような生活を行うように心がけました。しかし、下の階の人の嫌がらせはエスカレートしていきます。ある日の深夜、眠っていると、部屋にドンドンという大きな音がしました。怖くてその場で起き上がれず、翌日ドアを見てみると金属バットで何度もたたいたような跡が残っていました。何かの証拠になると思い、デジカメでその場の写真を残しておきました。その翌日、朝7時頃、アルバイトに出かける準備をしていたところ、下の階から階段をドンドンと大きな音でかけ上がる音がしました。するとドアをドンドンと殴るような音が聞こえました。さらに、「出てこい!」と怒鳴られました。怖かったのですが他部屋の方の迷惑になってはいけないと仕方なくチェーンをかけたままドアを開けました。すると、男が外に立っていました。怖くてどんな外見だったかは覚えていません。すると男は、「私以外に部屋に誰かいるのか」と尋ねました。いないと答えると「本当か?」と何度もしつこく聞いてきました。「ひとまず部屋から出てこい!」と言われ、怖かったのですが従うしかなく、大通りの道に出ることにしました。最悪、大通りなら誰かに見られていて殺されたとしても証言してくれるのではないかと思ったからです。男は、「一人暮らしなのか。」「夜中がとてもうるさい」「足音がうるさい」と言われ、対策を行っていることを正直に話しました。何度も同じような質問を繰り返され、最後に「次にうるさくしたら殴り殺してやる」と脅され、男は去ってきました。当然怖くなった私は、引っ越しをすることをすぐに決断しました。賃貸契約会社に事情を話しに契約した店舗を訪れましたが、未成年だからか相手にされず、金属バットで殴られたドアの写真を見みせても何もしていただけませんでした。引っ越しをしたいから、引っ越し代や他のアパートの敷金・礼金交渉をしてほしいとお願いしたのですが、なにも協力していただけませんでした。話は聞いていただけましたが、何も力になっていただけなかったので、こちらも警察に相談しようかと思いましたが下の階の方の逆恨みで本当に殺されるかもしれないということでやめました。
③ 最終的に親身になって話を聞いてくださった他の不動産会社にて新しいアパートを契約し、引っ越しをしました。値段交渉もしていただき、新しいアパートで生活を始めることができました。新しいアパートに住み始めてからも以前の賃貸契約会社からは心配の電話などは一切来ることはありませんでした。少しでも力になりたいと思っていれば、電話やメールなど出来たのではないかと思います。金銭面で協力していただいてもよかったのではと思います。力になっていただけなかったことはとても悲しかったですが、会社としての方針もあるのではと思いますし、下の階の方はこれからもその会社で賃貸を借りて家賃が発生するので利益を考えての行動をとってしまうのは仕方ないことだと今は思います。どこにでも近隣トラブルがあるのだと改めて感じる良いきっかけとなりました。下の階の方とは1度駅ですれ違ったことがありますが、特に何かされることもなく、ただ通り過ぎました。2階に住んでいる住人が私だっただけで、立ち去れば特に顔も覚えてないのだと思いました。ただ、怖かった思い出がいつまでもあるので、いまでも賃貸を探す際は防音を気にしてしまいます。アパートの構造の問題もあるかと思いますので、何とも言えない部分はあるかと思いますが、今後私のような思いをする人が少しでも減っていれば嬉しいと思います。”