- 申し込みはキャンセルできるのか?
- 審査に落ちることってあるの?
- 申し込みから契約までに必要な書類は?
- 申し込んだら二番手って言われたけど?
今回は以上のような疑問を元不動産屋の私が解決していけたらと思います!
【賃貸での申込み①】「申込み」と「契約」は違ってキャンセル可能
意外と「申込み」のことを「契約」と間違って勘違いしている方は多いのではないでしょうか?
申込みはあくまでも《物件の審査に入る手続き》ですので契約とは全く違います。
物件の審査ってなにをするの?と思いますよね。それは後程記述しておりますので、そちらをお読みください!
とりあえず、まず申し上げたいのは「申込み」程度では《全然キャンセル可能!》ということです。
勿論、営業マン、管理会社、大家さんなど色々な人が動いているのでキャンセルはマナーとしては良くはないことです。
沢山の人に迷惑をかけてしまいますが、一度契約してしまうと納得していない物件でも2年は住むことになりますので、勇気を出してキャンセルしましょう!
審査は大体3〜5日あれば終わってしまうので、早めにキャンセルすることをオススメします。
【賃貸での申込み②】申込み時に開始する”審査”の内容とポイント
申込みを行ったのち《入居審査》を通過することができれば、やっと契約へと進むことができます!
審査されるポイントなど気になる方も多いかと思います。
どのような基準で入居審査が行われるのかを見て行きましょう。
そもそもなぜ入居審査があるかというと大家さんが「この人は支払い能力があるのだろうか?滞納の恐れなどないだろうか?」と判断する為です。
自分が大家さんの立場になって考えてみると、確かに収入が安定していなくて更に保証人も収入が少なくてみたいな方はなるべく避けたいですよね、、。
大金持ちの大家さんなら良いんですけど、大体の大家さんはローンを組んでマンションなど建てると思います。
家賃収入でローンの返済を見込んで居るのに滞納されたら完全に手出しで赤字になってしまいます。
滞納を回収するのに裁判でもすればお金もかかりますし、なるべくそんな不安はなくしたいのは当たり前の事ですね。
【賃貸での申込み③】”仮押さえ”の方法と注意点
結論から申し上げます!!賃貸物件の《仮押さえはできません》!!!
私も不動産屋の頃に良く言われました。まだ明日も何件か見たいのです今日一番良かったこの物件を仮押さえしてください〜とか、とりあえず仮押さえで!とか。
何故仮押さえ出来ると思っている方が多いのかわかりませんが賃貸物件の仮押さえなんて制度は存在しません。
ただ、正確にいうと裏技のようなものになってしまうのですが《仮押さえのような状況》にすることは可能です。
仮押さえのような状況にするには、どうすれば良いのかと言うと、それは《申込み》をすれば良いのです。
先にも申し上げましたが物件の申込みをすれば審査に入りますので審査が終わるまでの3~5日間の間、大家さんが物件の募集を止めます。
他の人の内覧もお断りしますし申込みもお断りしますので実質これは仮押さえのような状態ですね。
これは良くある話なんですが悪いイケイケ不動産屋はお客さんに「とりあえず仮押さえしておきますかね!?」と聞くんですね。
お客さんも仮ならまぁ、とりあえずお願いします〜みたいなスタンスでサインすると、それは実際には申込みで気付いたら審査も降りていて入居してください状態になっていることもあります。
気をつけてくださいね!
もう一度いいます!
不動産屋が提案する仮押さえとは入居申し込みのことですからね!笑
話は少し逸れましたが、《仮押さえのような状況》にはできます。
しかし、キャンセルする可能性が高い場合は沢山の人に迷惑がかかってしまうのでこの方法は控えてくださいね。
【賃貸での申込み④】申込みから契約までの流れ
ステキな物件をやっと見つけ申込みも終わった!やったー!ここまで何度も不動産屋に通い、内覧した甲斐があったー!やっとゆっくりできる!!!
と思ったら大間違いです。あなたが思っているより申込みしてから契約までの間は忙しいのです。
お部屋を探したらゴールではありませんよ、、。
下にざっくりまとめてみましたのでご覧ください!
1.申込み
2.連帯保証人への意思確認や必要書類提出
3.審査完了
4.重要事項説明を受ける
5.契約
です。最低でも入居より前に一回もしくは二回、必要書類の提出や重要事項説明を受けるために不動産屋を訪れる必要があります。
そして忘れてはいけないのが必要書類の提出です。
必要書類は大体
・あなたの住民票
・あなたの収入証明
・保証人の印鑑証明
・保証人の収入証明
になります。これを一週間やそこらで用意するのは難しいですね。もたもたしていると審査に落ちる要因にもなりかねませんので、できればお部屋を見つける前に用意しておきたいものです。
【賃貸での申込み⑤】”2番手”になってしまった時の対処法
いい物件を見つけて申し込もうとしても先に申し込んでいる人がいる場合は結構よくあります。
しかし2番手なら申込みできますよ。
と大家さんに言われキャンセル待ち状態になっている人いませんか?
そんな人にとっておきのお話しをさせて頂きます。
・契約書類を一番手より早く集める!
大家さんとしては同じ内容のお客さんならスムーズに話を進められる方と取引をしたいと思っています。
ダラダラと物件だけ止められて契約を長引かせるのは嫌なんですね。
ですので申込み書類の空欄をすべてなくし、身分証や収入証明を速やかに集め大家さんに送ります。
相手も迅速な場合は効果がありませんが、相手がノロノロしている場合はとても効果的な方法です。
・入居日は大家さんに任せる!
大体の入居開始日は申込みより一カ月後からです。
まだ前の物件に住んでいるし、退去申請もしていないから二ヶ月後から住みたい!と言われても大体の大家さんは一か月後から家賃を貰いたいので一ヶ月後と言うでしょう。
これも大家さんの気持ちで考えると当たり前の事なのですが、一番手の方が上記のような家賃発生日をなるべく遅らせたい方であれば、あなたは入居日は契約が終わり次第で良いです!
大家さんのご都合に合わせます!と言えば良いのです。かなり効果的です。
一番手の方より一か月前に入居できるなら喜んで契約してくれると思いますよ。
二番手の方、是非上の方法を使ってみてくださいね!
二番手だからといって諦める必要は全くありませんよ!
如何でしたか?お部屋はお申込みがゴールではない事お解り頂けたと思います。お部屋探しの前に色々情報収集し後悔のないお部屋探しをしてくださいね!