- 隣の人の生活音が気になる、、、
- 下階の人に迷惑がかからないようにしたい
- 近所付き合いはうまくやりたい!!
今回は物件での音に関するお話です!
お客様から管理部にいく問い合わせナンバーワンと言っても過言ではないのが《騒音トラブル》!
住んでいる方は気がつかなくても、もしかしたらあなたも迷惑をかけている側かもしれません!
トラブルになる前に是非対処してください!
【賃貸物件で防音①】物件や間取り選びで防音できます!
私たち不動産屋から言わせてもらうと予算など考えずに最良を言わせてもらうと防音に一番いいのは、《分譲マンションに住む事》です。
厳密にいうと賃貸に出ている投資用の分譲マンションに住む事です!
そもそも分譲マンションは通常の賃貸物件よりも厳しい建築基準法のもとに建てられていますので、防音性能がよく頑丈で良質な建材が使われています。
ドアなどの扉一つとっても賃貸物件と比べると防音性能は格段に高いです。
しかし賃貸に出ている分譲マンションはオートロックや管理人付きなどハイグレードな設備が標準でついており相場よりやや高めの設定です。
そこまで高い金額を防音の為だけに賃料に使うのが難しい方は最上階や角部屋にこだわって探して見るのは如何でしょうか??
角部屋ですと単純に自分の部屋に面している部屋の数が少ないので騒音は少なくなりますし最上階なら上の階からの音に悩まされることはまずなくなります。
ですが最上階や角部屋も家賃が高くなる要因です。
一般的には最上階、角部屋の物件とそうでない物件ですと3.000円程差が出ます。
なので、それも金銭的に難しい場合はなるべくほかの物件より防音性の高い物件を探してみましょう。
どのような点でチェックすればよいのかと言うと、まずよく言われるのが建物の構造の違いで防音性が違うと言う事です。
防音性の高い物件選び
一般的には
木造 < 鉄骨(軽量鉄骨・重量鉄骨) < SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) < RC造(鉄筋コンクリート造)の順に防音性が高くなるとされています。
《分譲マンションや最上階、角部屋は無理だけど防音対策をしたい方はRC造に住まれることをオススメ》します。
また逆の発想なんですが、高速や大通りに面する物件は意外と穴場です!
うるさそうじゃない!?と思うかもしれませんが、たしかに窓を開けると車の音が煩いです
しかし高速や大通りに面した物件は窓が二重サッシになっていたり、玄関ドアも分厚いものが採用されていたり、壁が普通のRC造より厚かったり、もともと防音対策が出来ている家の場合が多いです!!
勿論隣の部屋の音も気になりません!
そして高速に面している物件は訳あり物件に入りますので、相場よりも安いんですね!!
あまり窓を開ける習慣がなくて静かに暮らしたい方には大変オススメです。
意外と見落としがちな間取りや生活スタイル
ほかに見落としがちなのが隣接する部屋の間取りや隣に住んでいる住人の生活スタイルなどです。
これは意外と重要です。
隣接する部屋と壁一枚で繋がっているのか、はたまたお互いのクローゼットやキッチンや浴室を挟み隣接しているのかで音の聞こえ方がかなり違います。
メインで使う居室同士が隣り合わせでなければ音のトラブルはかなり減ります。
住人の生活スタイルですが、結論から申し上げると隣接している部屋の住人は同じ生活スタイルの人が良いです。
例えば夜型の職の人が隣の部屋にいる場合はあなたが寝たい時間に隣の部屋では支度をしたりお風呂に入ったりするんですね。
またあなたが起きて支度したい時間に相手は寝ていますので双方気を遣いストレスになります。
不動産屋さんに頼めば隣の部屋の図面や住人の情報など場合によっては用意してもらえますのでチェックしてみてください!
【賃貸物件で防音②】家具の配置を帰るだけで防音効果があります!
防音の物件を探すにしても予算の関係などもあると思いますので、家具の配置だけで防音する方法をお教えします!
その1.隣接する壁にテレビを置く
隣の部屋と隣接する壁にテレビやパソコンなどのAV機器を置くと、AV機器の音で隣からの音は気になりません。
「でも、隣接する壁にテレビなんて置いたら騒音問題になるんじゃ!?」と思う方も大丈夫です。
テレビは前に向かって音が出るので、隣の部屋へ迷惑になることはありません。
その2.ベッドの位置をかえる
意外とテレビなどの音より人の足が壁にぶつかった音の方が気になり不快になりトラブルになるそうです。
壁に手足が当たらないようにベッドと壁の間に隙間を与えて配置したり、隣接しない側の壁にベッドを置いたり工夫してみましょう!
その3.背の高い家具を置く
隣接する部屋側の壁をまるまる覆うように、背の高い本棚やラックなどを置いてみてください。高い防音効果が生まれます。
これで家具が厚い壁の役割をしてくれます。
一般的に木造よりRCの方が防音性に優れるのと同じで壁の質量が重ければ重いほど防音効果が増すので本棚やラックをパンパンにしておくとなお、効果的でしょう!
【賃貸物件で防音③】遮音シートを上手に活用!
あまり物件にはお金を使えない方にも朗報です!
ホームセンターやインターネットなどで売っている《遮音シート》をご存知ですか?
薄いゴムのような樹脂のシートのことです。
壁や家具に貼りつけることで、音を跳ね返してくれる効果のあるシートです。
シートを貼るだけでも一定の効果はありますが、より効果を出したい方は吸音材等を先に壁に貼り、その上から組み合わせるとより良いでしょう。
ホチキスやテープでも貼り付けられるので賃貸物件でも安心して使うことができます。特別な工事は必要ありません。
遮音シートは安価で手に入ります。
30cm×30cmのシート一枚で約500円程度です。
【賃貸物件で防音④】予算や手間のかからない今すぐできる防音方法!
もっとお金をかけずに!できれば100均で済ませたいあなたにオススメするのが《すきまテープ》です!!
玄関や室内をよく見てみると、意外と扉と扉枠の間にすきまがあるんですね。
扉の外や中の騒音は、すきまを埋めるとかなり軽減できます。
そこで使用するのがすきまテープ。
高いものもありますが100円ショップで購入するものでも充分な効果を発揮してくれます。
使い方はセロファンテープと同じで裏面のフィルムを剥がすとシールになっているので、気になる箇所に貼り付けすきまを埋める。これだけです。
物件により扉のすきまの幅はそれぞれ違うと思いますのでハサミやカッターなどでうまく加工してみてください。サイズが合わないと防音効果が薄れてしまったり、扉の開け閉めの調子が悪くなってしまいますので注意してください!
広ーい長ーい廊下の家だったら、こんなこと気にしなくても良いと思うのですが、、、単身物件は大体玄関開けたらすぐに部屋ですよね。
私の家では、すきまテープはかかせないアイテムです。
【賃貸物件で防音⑤】その他防音方法(遮音マット/カーペット/カーテン等)
その他の防音方法をまとめてみました!
防音カーテン
音は窓からも入ってきます。
防音カーテンをすれば外からの騒音はカットできるのでしょうか?
それについて実験をした結果があります。
防音カーテンは車の走行音などの低音域の騒音に対してはあまり《効果が無いことが判明》しています。意外ですよね。
外からの音ではなく近隣の部屋に対する音をシャットダウンする効果があるようです。
つまり自分の部屋から屋外へ漏れる生活音などの中高音域に対しては音を半減させる効果が見込めました。
防音カーテンは、外からの音を防ぐためではなく、あなたの生活音を出さないために買うべき商品ということ!!!
残念ですが、外から屋内へ入ってくる音を防ぎたい場合はあまり効果がなく買うべきではないようです。
カーペットを敷く
これは下の階への防音対策になります。
足音や物を落とした音などの生活音、またはペットの爪が当たるカツカツした歩き方は意外と下の階によく響きます。
ですのでトラブルにならないよう床にも防音対策が必要ですね!
カーペットを敷くと足音は軽減されます。
厚手の物や防音記載のある商品を選ぶと更に効果的でしょう!フローリングの傷防止にもなりますので一石二鳥ですね!
ジョイントマットを敷く
カーペットより防音効果が高く、小さな子供がいる世帯ではなじみが多いのではないでしょうか?
私も使ったことがありますが、ジョイントマットの防音効果はすごいです!
5歳の子供がピョンピョン飛び跳ねたりソファーからジャンプでフローリングに飛び降りても気にならないレベルです!!
構造は分厚いクッションマットのようになっていて、一枚単位で購入することができ、好きな形にジョイントできますので、汚れた部分を交換する事も出来ます。
100円ショップでも揃いますし、デザイン性を求める方はインターネットやホームセンターなどでワイルドなウッド系の柄やアンティークテイストな大理石柄なども売っていますので、オシャレさを失わずに防音ができる今大変話題のアイテムです。
防音クッション壁紙
こちらは床ではなく壁に貼る防音クッションです。
こちらもレンガ調やタイル調など様々な柄が出ていますので、オシャレにインテリアを楽しみたい若い方にも人気です。
とても軽いのでネジやビスで止める必要はありません。
貼ってはがせる両面テープなどで元々貼ってある壁紙のクロスの上から貼るだけで完了です。貼ってはがせる両面テープなら退去時に傷も残りませんので安心ですね。
なかには高価になりますが防水加工を施してあるものもありますので、キッチンやお風呂、窓などに貼るとより防音効果が高くなるでしょう。
皆さん如何でしたか?
もし物件を探し中でしたら騒音トラブルについて今一度考えてみてください。
既に物件に住んでいる方でもまだ大丈夫です!
トラブルになる前に安価に防音対策はできますので是非参考にしてみてください!
それでは、また!