賃貸の”インターネット”知らなきゃヤバイ落とし穴!契約前の確認5選

 

最近ではスマートフォンなどの普及が進みインターネットの需要は若年層から高齢の層まで増えてきています。スマートフォンなどをパケット通信で楽しむ時、使い過ぎで制限がかかってしまうこともあると思います。

しかし、自宅にインターネット回線や光回線を引けば、自宅では制限を気にせずスマホやインターネットを楽しめます!

是非引越し先でインターネットを使いたい!と思う方は多いと思います。

しかしインターネットを使える物件と使えない物件、その中でもインターネット無料の物件と有料の物件があるのはご存知でしょうか?

さらに、「無料インターネット」にもいくつかの種類があるのをご存知でしょうか?

 

今回はそちらについて解説させて頂きます!

 

【賃貸のインターネット事情①】『対応』『完備』表記の違いで意味が全然違います!!

【賃貸のインターネット事情①】『対応』『完備』表記の違いがわからない女の子

アットホームやスーモなどのポータルサイトなどでお部屋探しをしていると「インターネット対応」と書かれた物件が出てくることがありますよね?かと思えば「インターネット完備!」と書いた物件もあります。

違いはなんでしょうか?ただの書き方の違いでしょ?と思っているアナタはピンチです!

損をしてしまう前に対応と完備の違いをご説明しましょう!

 

《インターネット対応》の表記

まずインターネット対応と記載のある物件についてです。

対応とは物件の共用スペースまでの回線工事は完了しているけれど自分の部屋には回線が引き込まれておらず、回線を引き込む工事やプロバイダとの契約は自分で手配しなければならない状態です。

ですので入居してからすぐにインターネットを使うのは難しいでしょうし、工事費や毎月のプロバイダとの契約料もかかります。

 

まとめると

・配線工事が必要 有料
・プロバイダとの契約が必要 有料
・すぐには使えない

 

《インターネット完備》の表記

《インターネット完備》の表記を勉強する男性

次にインターネット完備と記載された物件についてです。

これはインターネット対応の建物の共有スペースまでインターネットが来ている状態に加えて、すでに大家さんや管理会社がプロバイダとの契約が済んでいる状態です。

つまり入居してすぐにLANケーブルとパソコンを繋げばインターネットを利用できるということです。工事もプロバイダとの契約も必要ありませんので大変便利でお得です。

その分賃料が高くなっている場合もありますが工事の必要もなく余計な手続きはありません。

 

インターネット無料で探してる方はインターネット対応ではなくインターネット完備なのかをしっかりチェックしましょうね!

 

まとめると

・配線工事が不要 無料
・プロバイダとの契約も不要 無料
・入居後すぐに使える

 

【賃貸のインターネット事情②】「ネット無料」物件で注意すべき事

【賃貸のインターネット事情②】「ネット無料」物件で注意すべき事が分からない女性

上記のみを見ると「ネット無料!やったー!得した!」と思いますよね!?

なんで逆にみんなネット無料を選ばないの!?とまで思われると思います。

しかし!喜ぶのはまだ早いです。

 

無料ですがもちろんデメリットもあります。

人によりますがマンションに無料でネットがついているのに、このデメリットの為に別途ほかのプロバイダと契約している方も居るくらいです。

 

デメリットを2つに分けてご説明します。

 

デメリット1.回線速度がすごい遅い場合が多い

回線速度がすごい遅くて悩む男性

インターネット無料物件では1個人の単位ではなくマンション全体という単位で1つの同じ回線を契約しています。

つまり40世帯のマンションで40世帯が同時に回線を使用して、動画などを見ると回線が渋滞し、速度が遅くなってしまうのです。

今まで個人で契約していてサクサクとネットをしていた方や、オンラインゲームが大好きな方、仕事でよくパソコンを使う方は無料回線では厳しいと思います。

 

デメリット2.ネット代が家賃に上乗せ

インターネット使用料無料の物件の殆どが大家さんがインターネット代を支払っています。

なんて優しい大家さんなんだ!と思われるかもしれませんが、そうではありません。

 

もちろん100人に1人くらいは慈善活動の様に無償でインターネット使用料を払ってくれる大家さんもいるかもしれません。

ですが、私の経験上インターネット無料の物件は大体《相場より家賃が高いです》

ネット代が家賃に上乗せになることでお金がなくなった財布

 

大家さんも儲けたい訳ですしインターネット使用料を家賃に上乗せしたり管理費として名目を変えて集金しているんですね。

 

 

以上の2点のデメリットをまとめると

・回線速度にこだわりがない
・家賃が高くても回線工事や契約の手間がはぶける事に魅力を感じる

人はインターネット完備の無料物件をお勧めします!

 

しかし

・回線速度にはこだわりたい
・プロバイダは自分で決めたい

方はインターネット無料物件に住むメリットはないといって良いでしょう。

 

【賃貸のインターネット事情③】光回線?4G?光ファイバー?プロバイダ?知って得するネット用語集

さらにネット環境にこだわりたい方向けに少しネットについて書かせて頂きます!

インターネット契約を一つするにしても、例えば業者に質問しても、その回答にIT用語を使われて結局分からない、、、なんてこともありますよね。

【賃貸のインターネット事情③】光回線?4G?光ファイバー?プロバイダ?知って得するネット用語を勉強する男性

今回は、事前にそういう事がないようにまずは全体像を頭に入れておくだけでも、「何がわからないかが、分かる」状態にはなると思います!

 

コレかなり大事ですので、しっかり読んでみてください!!

回線速度や月額などの比較もしていきましょう!

 

プロバイダとは

まず一番最初にプロバイダについてご説明します。

話の流れからなんとなくわかるかもしれませんが、プロバイダとは《インターネットへの接続サービスを提供する事業者・会社》のことです。

もう少し噛み砕くと、プロバイダはインターネットの入り口というイメージです。

フレッツ光でインターネットを利用するには、フレッツ光のご契約とは別に、プロバイダの契約が必要です(別途月額利用料などがかかります)。

 

分かりやすい図がありましたので、拝借しました!!笑

プロバイダーの仕組み

参照:https://flets.com/first/provider/

 

光回線・光ファイバー

そして《光回線》についてです。光ファイバーも光回線と同じ意味ですので併せて説明していきます。

先程の図で何となく分かると思いますが、光回線の有名どころはフレッツ光やau光ではないでしょうか。通常のプロバイダとの契約と同様に契約時に工事が必要になります。

⇓先程の図

プロバイダーの仕組み2

 

そして使用範囲は家の中のみとなります。

光回線の特徴としては、なんと言っても速度の速さと、どんなに使っても速度制限はかからないところにあります。

しかし月額はマンションタイプですと3500円から5000円と少しお高めです。

 

また、携帯会社がこの光回線に参入してきていますのでお使いの携帯会社(au/docomo/softbank等)が光回線をしていたら割引きプランなどある場合が多いです。是非調べてみてください。

 

 

 

モバイル回線

光回線と比較される《モバイル回線》について説明しておきます!

モバイル回線で代表されるプロバイダはUQwimaxなどが有名です。

モバイル回線で代表されるプロバイダはUQwimaxの写真

モバイル回線の強みは安さと持ち運びができる事です!

月額は3000から4500円で、ルーターさえあれば外出先でもWi-Fiを使うことができるので電波が悪いエリアや学校などの外出先でも利用することができます。

重要な回線速度ですが、光回線よりはやはり劣ります。

しかし改善されてきていますので普通に使う分には問題がないようです。

工事も不要ですし、次の引越し先にもバッグに入れて持って行くだけなので注目されています!

 

3G?4G?

そしてよく耳にする《3G.4G》これって結局一体なんなの?と思う方も多いと思うので解説していきます。

まずは、3Gや4Gで使われているGは英語の「Generation(世代)」の頭文字なんです。たとえば3Gなら第3世代の通信規格であることを意味しています。

4Gは通信の企画が第4世代って意味なんですね!

 

速度に関しては、分かりやすい図があります。

インターネット無料物件の速度と見比べてみてください。

ネット回線の速さの図

 

ちなみに100Mbpsクラスの高速通信を目指して開発された次世代のモバイル通信規格のことなんだそうです!うーん、、難しいですが数字が大きくなるほど次世代の優れた通信規格であることは間違いないでしょう!

 

【賃貸のインターネット事情④】物件にネット環境が無い時の対処法

引越し先に、インターネット環境がなかった場合困る人は多いのではないでしょうか。

今時インターネット環境すらない物件なんてあるの?と思う方も多いと思いますが、稀に物件自体にインターネットを引き込んでいない古い物件がありますので気をつけてください。

【賃貸のインターネット事情④】ネット環境が無い物件の写真

 

もし、すでにそのようなインターネット環境のないアパートやマンションを選んでしまっている場合でも大丈夫です。

自分でインターネット環境を用意することができます。

一番簡単なのは、先ほどご説明したモバイル回線(WiFiというやつです)を使用すれば問題ありません。

 

モバイル回線は持ち運びできる手のひらサイズの機器です。それさえ物件内にあればどこでも電波を飛ばして、インターネット接続が可能になります。

ちなみにモバイル回線は近くの携帯会社や家電量販店などで契約することができます。

近くの携帯会社や家電量販店の写真

 

容量の重い高画質な動画を見る場合やオンラインゲームなどには不向きですが、サイトを閲覧する程度なら全く問題なく利用することができますよ!

 

アパートやマンションの大家さんに許可を取る必要や工事をする必要もないので手軽にはじめることができるのもメリットですね!

 

あ、どうしても速度制限なしの光回線を引き込みたいということであれば、今では大家さんや管理会社の許可が取れれば(今では工事後も残らないのでNGとなることはほとんどないです)、無料で引き込みをやってくれる業者もありますので調べてみてください。

 

 

【賃貸のインターネット事情⑤】住んでる物件のネット回線の調べ方

ネット回線を調べる男性

電話して確認する

ネット環境を調べる際大家さんや管理会社に連絡をしてネット回線の確認をするのもいいですが、高齢の大家さんだとインターネット通ってるよ〜と言われるだけで、きちんと正確にプロバイダの名称を把握していないケースもよくあります。

ですのであなたからプロバイダの会社に直接確認するのが一番正確で良いでしょう。

引越し先の住所や物件名を言えばそのプロバイダに対応しているかしていないか工事が必要か不要かなど教えてくれます。

 

ネットで確認する

プロバイダに確認すると契約させられそうで嫌だなぁーと思う方はお目当てのプロバイダのホームページを見てみてください!

大体のプロバイダはインターネットのホームページでサービスを提供しているエリアが調べられるようになっています。

 

その他の確認方法

また既に入居済みの場合にのみ確認できる方法ですがコンセントを見てみてください。

コンセントを探す猫の写真

パネル部分に《光》と記載があれば光回線に対応した物件ということがわかります。

他にはコンセントの近くに配電盤のようなものが設置してある場合などなんらかのネット環境が整っている場合が多いです。

 

皆さん如何でしたか?
インターネットが欠かせない世の中になってきていますので、なるべくお得に自分にあったプロバイダを使える物件にお引越ししましょう!またインターネット無料の甘い罠には気をつけてくださいね〜!それではまた!