リメイクシートって、100均でも十分?
- 100均のリメイクシートのデメリットってあるの?
- 100均のリメイクシートで跡が残った、、、どうにか出来ない?
今回はリメイクシートについて以上のことを解説していきたいと思います!
【賃貸でリメイクシート①】原状回復時に苦労する失敗とは?失敗集
賃貸で壁に傷を付けたり穴を開けてしまうと、修理費として修繕費以外にも退去の時にお金を取られてしまう場合が多いです。
最近では穴を開けるだけではなく、安価でDIY初心者でも手を出しやすい、壁紙やキッチンのドアを可愛くするリメイクシートが流行っていますね!
賃貸でリメイクシートを使ってオシャレにする特集などテレビや雑誌で沢山されていますが、勿論リメイクシートも退去時に残っていたら修理費がかかる対象になります。
賃貸向けのリメイクシートだから原状回復は大丈夫!と思っていても、いざ引っ越しの時に元通りに戻そうとしたら
「綺麗に剥がせずに壁紙まで剥がれて失敗してしまった!」
「綺麗に剥がせるってネットに書いてあったのにダメだった、、」
という方も多いと思います。
今回はそんなリメイクシートの失敗談や、失敗しない為に気をつけることなどまとめてみました!
リメイクシートの失敗その1:下地のテープの劣化
リメイクシートを原状回復するにあたって一番の失敗原因は『マスキングテープの劣化』です。
原状回復しやすいようにと、リメイクシートの下に貼ったマスキングテープが経年や熱によって粘着部分がベタベタになってしまい、結果リメイクシートもうまく剥がすことが出来ずに壁紙がベタベタになってしまうのです。
100円均一のマスキングテープや安いマスキングテープは劣化しやすいようです。ホームセンターなどでしっかり壁用のマスキングテープを購入する事をオススメします!
リメイクシートの失敗その2:ペンキごと剥がれてしまった
ツルツルした場所なら貼りやすいとインターネットで見て玄関扉にリメイクシートを貼ったところ、玄関扉のペンキ塗装が粘着力に負けてリメイクシートを剥がした時にシートを貼っていた箇所の塗装全てが剥がれてしまった人もいます。
扉の塗装費用は一万円〜二万円が相場なので退去時に多く取られてしまったそうです。
リメイクシートを貼りたい場所の素材をしっかり確認しておくと、そのようなこともなくなるでしょう!
リメイクシートの失敗その3:あなたのリメイクシートは本当に原状回復できるリメイクシートですか?
リメイクシート=原状回復できると思われている方も多いです。
100円均一などで売られているリメイクシートは工夫をすれば原状回復できますが、そのまま粘着シートを剥がして貼り付けるだけでは原状回復はできません。
100円均一にはありませんが、少しお金を出すと貼ってはがせるリメイクシートなども壁紙屋本舗さんなどで販売していますので手間暇をかけずにリメイクシートを貼りたい方は貼ってはがせるリメイクシートをお勧めします!
【賃貸でリメイクシート②】きれいに剥がす方法
リメイクシートは耐久性が高く、すぐに剥がれないように出来ています。
そのため、リメイクシートを剥がす時はゆっくりと丁寧に剥がす必要があります。
賃貸に貼ったリメイクシートの剥がし方について、確認していきましょう。
きれいに剥がす方法その1.ドライヤーを使う
家庭用のドライヤーで十分です。
貼ってあるリメイクシートを暖めます。シートが温まると、しっかりと貼り付いていた粘着糊が柔らかくなり粘着力が弱くなりますので、しっかり貼り付いていても剥がしやすくなります。
あとは端から手でゆっくり剥がします。
きれいに剥がす方法その2.シール剥がしを使う
シール剥がしは上記のような、液タイプもありますが、スプレータイプもあります。スプレーに記載されている使用方法に従って、スプレーを吹き付けます。
シール剥がしスプレーは意外と飛び散りますので周りに気をつけて使用してください。新聞紙などで周りをカバーすると良いでしょう!
シール剥がしを吹きかけ数分放置するとリメイクシートがふやけて壁から剥がれてきますので、そっと剥がしてください。
シール剥がしには色々な種類があり、居室の壁紙に使用できるものとタイルなどに使用できるものと違います。使いたい環境にあったものをお買い求めください。
【賃貸でリメイクシート③】ベタつきやテープ跡を残さない事前対策
リメイクシートが綺麗に剥がれていても、壁やタイルにベタつきが残っていると、退去時に指摘されてしまう可能性は高いです!
そんな事にならない為にベタつきやテープ跡を残さないための対策をお教えします!
まずはリメイクシートを貼りたい箇所の壁の材質を確認しましょう!
賃貸向けDIY用品で有名な壁紙屋本舗のお店のホームページによると、一般的な賃貸物件に貼られている白い壁紙の90%以上は「ビニール壁紙」という壁紙だそうです。
こちらでは、このビニール壁紙の物件ということを前提として事前対策を解説していきたいと思います!
和室の物件は紙の壁紙や塗り壁の場合がありますのでお気をつけください!残念ながら紙の壁紙や塗り壁は粘着力に弱くリメイクシートを綺麗に剥がすことは出来ません。
壁紙が敗れて現状回復が失敗してしまう確率の方が高いのでおススメはできません。
それでは事前対策を説明していきましょう!
一番定番なのはマスキングテープと超強力両面テープで壁紙を貼ることです。
①まず壁紙の幅と同じ感覚にマスキングテープを貼っていきます。
②マスキングテープを貼った上に強力両面テープを貼っていきます
③両面テープを剥がし、その上からリメイクシートを貼っていけば完成です!
マスキングテープは、とてもはがしやすいテープですので退去時はペリペリと簡単に剥がす事ができます!
上でも少し述べましたが、安価なマスキングテープは劣化してしまい逆効果なので壁紙用のマスキングテープをお勧めします。
上記の方法でしたら退去時にべたつきやテープ跡で慌てる必要はありません。しかし、リメイクシートを固定している箇所は左右だけなので若干隙間が気になります。
もし完璧な壁を目指したい方はベニヤ板を購入し、そこにリメイクシートを貼り付けて、そのベニヤ板をマスキングテープと両面テープの上から貼り付けることをオススメします!
もう一つ、最近ではホチキスでリメイクシートを止める方法も主流になっているようです。
上記穴程度ですので、退去時に埋めることも簡単ですので退去の時にとても楽です!
【賃貸でリメイクシート④】ベタつきやテープ跡が残った際の対処法
リメイクシートをうまく綺麗に剥がすことができても
『剥がしてみたら粘着力が壁に残っていてベタベタでとれない!!』
事が多くないでしょうか?
メーカーによりますが、私の経験上リメイクシートは貼ってる期間が長いほどベタベタが貼っていたタイルや扉に残ることが多い気がします。
ここではリメイクシート剥がした後のベタベタの取り方をご紹介したいと思います!
ベタベタを取る方法その1.重曹水を作り放置する
2リットルのペットボトルと100円均一などで売っているペットボトルに取り付ける霧吹きがあると便利です!
1、重曹水を作る
まず2リットルのペットボトルに水を入れます。そして2リットルに対して大さじ5の重曹を入れて振って混ぜます。
大さじ5は多いと思われるかもしれませんが、多ければ多いほど効果は高いのでむしろこれでも落ちなければ分量を増やしてください。
2、吹きかける
そしてベタベタしている箇所に霧吹きをし10分程放置してから水拭きをするとスルっと取れます。
ベタベタを取る方法その2.台所用洗剤を使う
重曹は家にない場合が多いですが、台所用洗剤ならどこのご家庭でもありますよね!実は台所用洗剤でもベタベタを取る事ができます。
まずキッチン用のスポンジに台所用洗剤を含ませます。
そのままお茶碗を洗う要領で壁を洗剤でゴシゴシ磨きます。家にあるものでベタベタがとれる方法なのですが、台所用洗剤は最終的には水で流さなければなりませんので使う場所を選びます。
キッチンのタイルや玄関ドアなどのツルツルした部分は水で流せませんが、居室のクロスなどに水をかけてしまうと逆効果になってしまうので気をつけてください!
ベタベタを取る方法その3.ガムテープでペタペタする
少し原始的な方法ですが、粘着をガムテープの粘着で取る方法も有効です。
ベタベタを取る方法その4.消毒用アルコールや除光液で落とす
消毒用のアルコールや除光液で落とすことも効果的です。すぐに蒸発しますので居室の壁紙でも少量でしたら使う事ができます。
しかし塗装も落としてしまうほど強い薬品なので色物についている粘着を落とす方法には向きません。
ベタベタを取る方法その5.消しゴムでこする
広範囲は大変ですが狭い範囲ですと消しゴムでこすることが有効です。
消しゴムの消しかすと一緒にべたつきも綺麗に落とす事ができます!水を使わないので場所も選びません!
しかし残念ながら、これらの方法を駆使しても落ちないものがあります。それはテープの跡です。テープの跡はなかなか取る事ができません。
しかしかなりの長い期間テープを貼り続けて放っておかない限りなかなかテープ跡はできませんので、適度に張り替えをしていけばテープ跡も回避することができるでしょう!
皆さん如何でしたか!?
リメイクシートは安価な価格で簡単におしゃれなDIYを楽しめる反面、使い方に気をつけないと原状回復することが出来ず退去時に苦労してしまうというお話でした!
もしあなたがまだ、リメイクシートを貼る前でしたらリメイクシートを貼る前の事前対策をしっかり勉強してからリメイクシートを貼れば退去時に後悔することもなくなりそうですね!
それでは、また!