- 見積もりを複数もらうなんてやばいんじゃないの!?てか、ダメなんでしょ?
- 複数から見積をとるってなんで引越し業者とかよくやるけど、賃貸のときはなぜNGといわれてる?
- できれば不動産屋さんを傷つけずに相見積もりをして初期費用も安くしたいけど良い方法はない?
今回は以上の疑問について解説・説明していきたいとおもいます!
併せて実際に初期費用を10万円やすくした丸秘テクニックを実例を挙げてご紹介していきたいとおもいます!
【見積もりを複数もらう①】バレたらやばいの?いいえ、全く問題ありません
まず最初に同じ物件に対して色々な仲介会社で複数の見積もりをもらい比較する事を相見積もりと言います!
相見積もりすることにより、初期費用の金額や条件がより良い会社を選んだり仲介会社同士で競合してもらい相場より初期費用を安くする効果を生むことができます。
より安い方で物を買う、契約をするというのは当たり前の世の中ですよね。
建売などの物件売買の場合は積水ハウスと大和ハウスで建築プランを用意してもらい相見積もりを取り競合させ有利な方を選ぶなど当たり前なのです。
賃貸物件では相見積もりという手段を取らない人が意外に多いですね。
理由はおそらく
初めに来店した不動産屋で紹介された物件なら、その不動産屋で契約を決めなければ失礼にあたると思っている。
そもそもどの不動産屋に行っても同じ物件を紹介してもらえることを知らない。
のではないでしょうか?
全国の賃貸物件の情報は現在ではREINSというシステムによって管理されており、ほとんどの不動産会社が同じ物件を共有しています。
不動産会社同士でほぼ情報を共有しているので、どこの仲介会社でも同じ物件を紹介する事が可能なんですよ!
「賃貸業者の選び方で初期費用が変わる!同じ物件でも費用が違う理由」を見て頂ければ不動産賃貸の全体の流れがはっきりわかると思いますので参考にしてみて下さい。
はじめに訪れた不動産屋で契約しなければ失礼ではないか?と思っている方、安心してください。失礼ではありません。相見積もりは売買では普通に行われています。
勿論賃貸で行っても問題はありませんし、マナーさえ守れば消費者の権利といっても過言ではありません。
病院でいうところのセカンドオピニオンと考えてもらえれば良いと思います。
仲介業者を変更することに関しては「賃貸『仲介業者を変えたいです…』可能?不可能?注意点など徹底解説!!」で詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。
結論、相見積もりはバレても問題ないということがわかりました!
契約者にはどこで契約をするかの自由に選択出来る権利があります。
お部屋を探しているお客様が、最初に内見をしたA仲介業者ではなく、たまたま発見した別の仲介手数料の安いB仲介業者に行き、そのB仲介業者経由で申込みを入れることに関して、そのお客様を咎めることはナンセンスです。
しかし、問題ないとは知ってても相見積もりするのは少々気がひける、、というアナタのために仲介業者を傷つけずに相見積もりをする方法を次の項目でご紹介していきたいと思います!
【見積もりを複数もらう②】仲介業者を傷つけずに複数の初期費用の見積もりを手間なくゲットする方法
複数の見積もりを取ればあなたのために複数の仲介業者が動くことになると思います。せっかくあなたの為に頑張って動いてくれた営業マンに相見積もりなんて駆け引きをして嫌な顔をされたら、、と心配になりますよね。
しかし、仲介業社をなるべく傷つけることなく手間なく複数の見積もりをゲットする方法があります!
それはスーモやアットホームなどのポータルサイトからお問い合わせする際に
『申し訳ありませんが初期費用がなく、こちらの物件を相見積もりし、なるべく安くお引越しをさせてくれる仲介業社さんと契約をしたいと思っています。お見積もりよろしくおねがい致します。』
と正直に書いてしまうのが一番でしょう!
メールで見積もりをもらう形にすれば実際営業マンに会う必要もありませんし、自宅でお手軽に競合させることができます。断るときもメールなら気が楽ですね。
仲介業社の営業マンは売り上げがとにかく欲しいんです。
影でコソコソと他の業者を回り相見積もりされたら嫌な気持ちになりますが、相見積もり前提で依頼されれば営業マン側もあなたをお客さんにする為に対策を練ることができますし、値下げが無理で競合からおりる仲介業社もいると思いますがフェアな状態でお部屋探しをすることができます。
最も仲介業者を探す方法は「【成功率98.9%】賃貸の初期費用を極限まで安くする方法」を参考にしてみて下さい。
繰り返しますが営業マンは売り上げにならない事が一番困ります。特に一番嫌なのは自分が紹介した物件なのに他社から申込されることです。
なので変に隠さずに競合していることを正直に話しておきましょう。
【見積もりを複数もらう③】実際に相見積もりで約10万円の初期費用を安くした方法と手順
続いて相見積もりをとり実際に初期費用を安くしたAさんのお話をご紹介していきたいと思います!
Aさんはポータルサイトのスーモで気になっていた家賃9万円のAマンションを3社にお問い合わせしました。
すぐに3社から連絡があったのでAさんは実際に店舗へ出向きました。Aさんはお店に入ってすぐに1社目の営業マンに初期費用があまり用意できない旨を伝え、
『申し訳ないのですが3社に競合してもらって一番安いところに決めますので、この物件を御社で契約した場合の初期費用の概算書をください』
と言いました。すると概算書は以下でした
【1社目のAマンション初期費用】
敷金 90.000円
礼金 90.000円
前家賃 90.000円
仲介手数料 90.000円
火災保険 25.000円
鍵交換代 20.000円
除菌消臭代 20.000円
24時間サポート 15.000円
合計 44万円
Aさんは上記の初期費用の概算書をもらい2社目に向かいました。
2社目に向かい三社を競合させているという旨を同じく伝えました。
そして
『この1社目でもらってきた概算書より初期費用が安くなりますか?』
と2社目の営業マンに尋ねると2社目の営業マンは
『弊社は除菌消臭代は頂いておらず、24時間緊急サポートサービスも加入義務はありませんので、これらの金額は頂きません。』
と言って概算書を渡されました。
【2社目のAマンション初期費用】
敷金 90.000円
礼金 90.000円
前家賃 90.000円
仲介手数料 90.000円
火災保険 25.000円
鍵交換代 20.000円
合計 40万5.000円
契約料が1社目より3万5.000円やすくなったので2社目の概算書を持ち3社目に向かいました。
3社目でも2社目と同じように概算書を見せたところ3社目の営業マンは
『この火災保険は高いですね!弊社の火災保険はもっと安いプランを用意できます。その分保証範囲は減りますが単身物件でしたら、この保証範囲で十分だと思いますよ!』
と安い火災保険プランを提案してくれました。
【3社目のAマンション初期費用】
敷金 90.000円
礼金 90.000円
前家賃 90.000円
仲介手数料 90.000円
火災保険 10.000円
鍵交換代 20.000円
合計 39万円
2社目より3社目の方が安くなりました。
ここでAさんは1社目に戻りました。そして1社目の営業マンに
『とても良い対応をして頂いたので御社で決定したかったのですが、条件が良いところを見つけたのでそちらで契約したいと思います。』
と伝えました。
すると1社目の営業マンは『弊社では24時間緊急サポートサービスの加入や除菌消臭代を頂くのは必須になってしまうので3社目より初期費用をお安くすることはできません』と3社の競合からおりてしまいました。
Aさんは続いて2社目でも
『とても良い対応をして頂いたので御社で決定したかったのですが、条件が良いところを見つけたのでそちらで契約したいと思います。』
と伝えると2社目の営業マンは
『3社目の概算書を見せてもらっても良いですか?火災保険はプランを下げたら弊社でもこの金額にできます!あと弊社で値下げできるところは、仲介手数料だけなので上司に仲介手数料をもう少し安くできないか稟議書を出してみます!』
といい、仲介手数料が半額になりました。
【2社目のAマンション初期費用その2】
敷金 90.000円
礼金 90.000円
前家賃 90.000円
仲介手数料 45.000円
火災保険 10.000円
鍵交換代 20.000円
合計 34万5.000円
3社目より2社目の契約料が一番安くなり、Aさんは3社目に同じく連絡しました。
すると3社目の営業マンが
『絶対弊社にしてもらえるなら34万円ピッタリにします!今すぐ申込書を書きにきてください!』
結局Aさんは2社目に断りの連絡を入れて3社目で契約したのでした!
Aさんが3社を競合させたことにより下がった初期費用はなんと10万円!
それでは、どのような費用が下がったのか見ていきたいと思います!
概算書を見てもらうとわかるように、同じ物件でも不動産屋次第で料金が異なる項目があります。
それは『除菌消臭代や24時間緊急サポート』などです。エイブルやミニミニの物件はこれらが必須で付いていて外せない場合が多いです。
24時間緊急サポートは緊急時には役に立つ便利なサービスですが、初期費用をとにかく安く探したい方にはなるべく支払いたくない金額ですよね。
相見積もりをするつもりがない方も、さまざまな不動産屋さんを回ることによって自分にとって支払う必要のない不要な項目もわかってきますので、面倒くさがらずに是非何社か不動産屋さんを回ることをオススメします!
【見積もりを複数もらう④】相見積もりを取る際のNG!気をつけるポイント2つ
ポイントその1.人気物件の相見積もりは、お早めに!
相見積もりを取っていると普通に探すよりも時間がかかります。複数の仲介会社を競合させている間に他の入居者が決まってしまった、、というのは良くある話です。
とても気に入っている物件で尚且つ繁忙期や人気の物件でしたら相見積もりは早めに切り上げ、他の人に取られる前に契約へ進みましょう。
ポイントその2.マナーを守ること!
相見積もりを取るときには各仲介会社へ平等な扱いをし、配慮をして良好な関係を築きましょう。
ハッキリとしない曖昧な態度を取ったり、音信不通になったり横柄な態度をとってしまっては、実はその業者が総合的にみると一番安かった時に次に連絡をしても取り合ってくれない場合もあります。
信頼関係を失わないよう、マナーを守って相見積もりを依頼しましょうね!
如何でしたか?
売買業界では当たり前の相見積もり!今時車屋さんも引越し屋さんも、相見積もりは当たり前の時代です!
相見積もりを利用して初期費用をお得にお引越ししましょう!ただし最低限のマナーを守ることは忘れないでくださいね!
それでは、また!