【お悩み】不動産会社によって礼金が違うんだけどどういう事?

【礼金の記載が違う!①】今回のご相談から解決までの手順

ポイント写真

詳細はいかになります。今回ご相談にきたお客さんはすでに物件を内見して、その物件が気に入り、「コレにします!」と申込みまで完了しているお客さんでした。

 

ご相談の相談メール抜粋

そこで以下のような相談をメールにて頂きました。

以下内容を要約すると、不動産ポータルサイトでみていると、同じ物件でも礼金がある情報と礼金がない情報がありますが、これはミスなのか、そうではないのか、交渉できるのか?といった相談内容です。

申し込み後に物件情報を見るために検索していて気付いたのですが、今回仲介してもらっているA不動産会社では敷2礼1になっていますが、他の業者では、敷2礼0と記載されていました。(現在は私が申込みをしたので、A不動産会社以外の仲介業者は募集を締め切っており、web上で情報を見ることはできなくなってしまいましたが、礼金0と記載されているページをスマホでスクリーンショットは撮っております。)

これは、A不動産会社が記載ミスをしているのか、見積りにある限り値下げは不可なものなのか、また他にも仲介手数料等下がりそうなものがあればご教示いただきたくご連絡しました。

とのこと。

 

こんな感じで返信致しました!

大丈夫をアピールする女性

まぁ、以下まとめますと、礼金記載はミスではなく故意的に行っている可能性が高いです、「礼のっけ」という手法でお客さんから仲介料をピンはねされる可能性があります、気をつけて下さいという内容です。

 

今回は礼金の記載の相違ということでご相談頂きました。
断言はできませんが、「礼乗っけ」という手法で利益を出そうとしていると考えられます。

「礼乗っけ」というのは、大家さんは「礼金いらないよ〜」といっているのに
仲介業者が「入居者から礼金取るので、その礼金を後でコッチに下さい(仲介業者の利益になる)」とする裏工作みたいなものです。

もし、そうであれば結構あくどいですが、業界では結構よくある話です。

今は確認できませんが、他仲介業者からも紹介できる物件でもありそうなので、
仲介業者を変えるだけで初期費用が大きく変わる可能性もあります。

審査まで終わっているとのことですので、難しいですがまだ初期費用の交渉は可能です。

今回の交渉方法としては、仲介業者へ対して以下のアプローチ(交渉)でいかがでしょうか?

「友人(不動産業会社員)に今度引っ越すと言ったら、初期費用の見積書をみせてと言われて見せたら、友人の会社だったらもっと安く出来ると言われた。礼金・仲介手数料あたりは交渉出来ると言っていた。確かに、当物件の他の仲介業者の募集要件を見ると礼金なしとかもあったりして、、、、、初期費用はなるべく安くしたいというのもあったのですごくなびいてしまったが、せっかくA不動産会社さんにここまでしてもらったのでなるべくA不動産会社さんに仲介してほしい。なんとか初期費用を安くできませんか?」

これであれば、仲介業者の気分を害すこと無く探りを入れることはできるのではないでしょうか?

現時点ではまだ仲介業者を変更することも可能ですので、弊社が仲介したいところですが、、、、笑
とはいえ、A不動産会社さんとの関係もあると思いますし、内見までは手続きしてもらって時間を割いているのはA不動産会社でもありみあすので、そのまま現仲介業者で交渉することをオススメ致します。

以上、ぜひ参考になればと思います。

 

結果、交渉の末、礼金分安くなって喜んでおりました。

次回、お引越しされる際は是非、私のことを思い出していただきたいです。(次は、私に仲介させて下さい笑)

 

 

【礼金の記載が違う!②】「礼のっけ」分の交渉がうまく行かなければ

今回は、礼金分安くなってよかったのですが、交渉が上手く行かず不動産会社の口車通りに進んでしまい礼金分交渉できなかった際はどうなるんでしょうか。

すでに内見・申込までしてしまっていても、物件はお気に入りのその申込済みの物件のまま、仲介業者を変更できるのでしょうか?

結論からお伝えすると、申込をしていても契約前であれば仲介業者を変更することは可能です。

賃貸『仲介業者を変えたいです…』可能?不可能?注意点など徹底解説!!」で詳しく仲介業者を変える方法なども含めて解説しているので参考にしてみて下さい。

 

但し、仲介業者の変更業界的にはあまりよくないとされている!ということは頭に入れておいてほしいです。

(私からすると、そんなの殿様商売をしている悪しき不動産業界の傲慢な通説ですが、、、、、あくまで、接客サービス業の一つです。飲食店の店員の態度が悪ければ、美味しいご飯があっても店を変えますよね?それと同じで、お客さんも自由にお店を選ぶ権利があります。タメ口でなめきった態度の不動産屋が多いのは、上記の「仲介業者変えるのNG」とかを信じて、それを当たり前だとおもっている不動産屋が多いからです。)

 

 

仲介業者を変更する際の手順をざっくり説明します

先述した記事でもあらかた説明はしているのですが、ここでもざっくり仲介業者手法を説明しておきます。

やり方はシンプルで、元々の仲介業者での申込みをキャンセルし、新仲介業者から申込みし直すことになります。

 

但し、今回は、「申込中」ですので仲介業者を変えるのは、やや厄介です。

なぜ、厄介かと言うと2つ理由があります。

 

1つ目は障壁が管理会社の場合

お客さんの横取りと良しとしない管理会社(大家さん)がいる可能性があるためです。(私はそういった管理会社に出会ったことは有りませんが、、、、)

闇の深い、時代遅れの不動産業界の場合、ありえなくはない話です。

 

2つ目は障壁が元仲介業者の場合

元仲介業者へキャンセルを入れたとしても、元仲介業者が簡単には管理会社へキャンセルの連絡を入れない事があるということです。

どういうことかというと、優秀な物件だとよくあるのですが、キャンセルされても次のお客さんがすぐに確保できると考える営業マンがいます。

不動産屋の営業マンはだいたい案内したら決まる物件なんかは、なんとなく目星をつけています。

 

キャンセルした物件が人気物件であれば、キャンセルの連絡する前に次のお客さんを確保できる自身があるので、その人気物件をキープして、それが仲介手数料の確保にも繋がってきます。

そして、管理会社に「前のお客さんはキャンセルになりました。けど、次のお客さんを確保しているのですぐ申込みしますので、そのまま物件は抑えておいて下さい。」と連絡します。

 

以上を行われると、簡単には仲介業者の変更が難しくなります。

しかし、以上の状況を回避し、安全に仲介業者変更をする方法もあります。

 

難点を回避し、仲介業者を変更する方法

先述した2つの難点を回避(特に2店目)し、なおかつ安全に仲介業者を変更する際に重要になってくるのは新仲介業者です。

シンプルに言うと、新仲介業者にそのまま相談してみてください。

お客さんの印象も悪くならないように、確実に部屋を確保しながら、かつ、初期費用が安くなるようにアテンドしてくれると思います。

 

下手にお客さん側が勝手に動くと、あまり良い結果になりません。

 

ケースバイケースですが、どんな形でも変更することは出来ると思います。(私はできなかったことはなかったです)

※管理会社と仲介業者がめちゃくちゃ仲良かったりすると話は別ですが、可能性としては0.1%くらいなので、気にしなくていいです。

 

その背景としては、管理会社(大家さん)は空室が一番損するからです。せっかく確保した、入居者を逃してしまうことを一番嫌がります。

別にどこから仲介されようが、要は空室がなくなることが一番です。

 

ちょっとマニアックな話になってしまいましたが、何か同じ状況の方がいれば参考になればと思います。

何かご質問等ありましたら、お気軽にご連絡いただけばと思います!