固定資産税ってなに?知識ゼロの方向け説明書

  • 固定資産税ってなに?なんで払わんといかん?
  • 固定資産税の計算方法くらい知っておきたい
  • 新築の購入を考えてるんだが、固定資産税どんくらい?

今回は以上のような疑問を解消していこうと思います。

固定資産税って?最低限の知識

を勉強する女性

固定資産税とは、「土地」と「建物」に対して支払う税金です。

納付が国である消費税なんかと違って、固定資産税は自治体への納付になります。

人間(とりあえず日本人)は生まれてきて、何をするにしても税金がかかります。

いつしかこんなツイートを見ました。

働いたら罰金→所得税

買ったら罰金→消費税

持ったら罰金→固定資産税

乗ったら罰金→自動車税

飲んだら罰金→酒税

吸ったら罰金→たばこ税

入ったら罰金→入浴税

継いだら罰金→相続税

貰ったら罰金→贈与税

生きてるだけで罰金→住民税

若いと罰金→年金

働かないと賞金→生活保護

今回は「家を所有するだけで罰金」というわけで「固定資産税」についてです。

なんのために払っているのか、、、、本来は街をきれい・便利・発展のために利用したり、待機児童解消のために保育士待遇のお金に使ったり、、、、

まぁ、政治家なんかがめちゃくちゃ無駄使いしてるとかもあります。

社会問題に使うか、政治家のポッケにはいるかわからんけど、とにかく、払えというやや不条理に感じる税金です。とにかく決まっているルールです。

年金とか

いつ納付?

固定資産税は家を持ってる限り毎年払う税金です。

支払制度は住民税みたいな感じで、一括か4回分割で払う感じになっています。

固定資産税の計算方法!意外と高いぞ!

不安に思う男性

固定資産税の計算で欠かせない項目が「固定資産税評価額」です。政府側の人たちが、その家の価値(建物・土地)を「この物件は〇〇万円の価値があります!」と勝手に決める額です。

横暴な言い方でしたすみません、その建物を同じようにもう一度建てようとするといくらかかるか、が基準になります。

もちろん、建物の構造や設備もこの金額に関わってきます。

東京でシステムキッチンの高級一軒家を建てると、評価額はその分高くなるということです。

純金の家を建てたら固定資産税でサラリーマンの生涯収入分同等の金額が飛んでいくかもしれません。

※詳しくは「固定資産税評価額をシュミレーションで分かりやすく解説!」を読んでみてください。

土地と建物それぞれ評価され、合計で評価額を出されます。

例えば、3500万円で購入したけど、評価額は5000万円だった!となるとその5000万円が評価額となり、固定資産税の基準になってきます。

※5000万円が不服だ!ということで異議申し立てとか制度があったり、細かいルールはありますが、今回は省きます。

計算方法

先述した評価額も頭に入れたところで計算方法をいかに記述いたします。

【固定資産税の計算】

固定資産税評価額 × 1.4% = 固定資産税

例えば、先述の土地・建物の評価額が5000万円なら、

5000万円×1.4%=70万円

固定資産税は70万円になります。

・・・・は!?そんなん払えるか!!って感じですよね。

大丈夫です。

ここにはしっかりと減税措置がありますので、70万円払うわけではありません。

安心して!固定資産税には減税措置があります

先述したとおり、5000万円の家を購入したら、70万円の税金かかるとかなったら、デモが起きます。反乱です

政治家なら「固定資産税なくします」で当選します。

減税措置ってどのくらい減税されるの?

建てた建物によって減税額も変わってきます。

「認定長期優良住宅」っていって、国が定めた基準をクリアしていたら新築後7年間は固定資産税が50%ダウンです。

他にも3階建ての耐火性の、、、とか、いろいろあります。

土地も200平米以上か以下かで減税額も変わります。

ですが、今回は知りたいところが住宅だと思うので、一般的な住宅の場合に限定して書いておきます!

建物:固定資産税そのものが半分

土地:固定資産評価額が1/6

になります。

ということは、具体的にいうと、、、というところで以下新築2000万円の家を購入した際の固定資産税を計算していこうと思います。

新築2000万円の家だと固定資産税ってどのくらい?

土地と建物合わせて新築2000万円の家を購入した時

仮に、

土地価格▷700万円

②家の価格▷1300万円

だとすると、

①土地の固定資産税・・・700万円×1.4%×1/6(軽減税率)

⇛16,333円

②建物の固定資産税・・・1300万円×1.4%×1/2(軽減税率)=

⇛91,000円

固定資産税は合計で107,333円/年になります。

4回分割で、1回の支払いが26,833円になります。

土地3000万円と建物合わせて新築2000万円の家を購入した時

①土地の固定資産税・・・3000万円×1.4%×1/6(軽減税率)

⇛70,000円

②建物の固定資産税・・・2000万円×1.4%×1/2(軽減税率)=

⇛140,000円

固定資産税は合計で210,000円/年になります。

4回分割で、1回の支払いが52,500円になります。

え、これでもだいぶ高くね??

と思った方、ご安心ください。今回はわかりやすいように以上のように、5000万円の物件であればそのまま5000万円の評価ということでシュミレーションしましたが、実際はそうではありません。

^5000万円で購入した物件でも、国が定めた評価法では3000万円になったりと、大幅に評価額は変わってきます。

詳しくは「固定資産税評価額をシュミレーションで分かりやすく解説!」を読んでみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

なお、この物件の評価額は3年ごと再評価されて金額が変動します!例えば、リニアが通る様になる!となると評価額が上がって、固定資産税も増えるかもしれませんし、逆もしかりです。

また、家はどんどん劣化していくものなので毎年価値は下がっていきます。

家の購入金額でも合計5000万で評価額も5000万だとしても、土地と建物にそれぞれいくらの評価がついているかで固定資産税が変わってきます。

今回は住宅の情報に絞って記事にしましたが、是非「固定資産税」を考える際の入口として参考にしていただければと思います。