超悪質な退去費用請求をされた話・・・
私は現在39歳で19歳の娘が一人いるシングルマザーです。
埼玉県で2DKの賃貸アパートに住んでいました。
8年くらい住んでいたのですがその時の退去時のトラブルについて書きたいと思います。
借りていたアパートの不動産屋は大きなところではなくチェーン展開もしていないような小さい不動産屋でした。
退去する一か月前には不動産屋に連絡する決まりだったので、早めの一か月前に連絡しました。
そして退去時には、部屋は掃除機をかけ、フローリングは水拭きをし、キッチン、お風呂、トイレなど隅々まで掃除をし退去時の立ち合いの時には何も指摘されないくらいに綺麗に掃除をしました。
さすがに8年も住んでいたわけですから畳が色あせていたり、壁紙が色あせていたり黒ずんでいたりと借りた当初よりは落とせない汚れもありました。
しかし、そのような経年劣化の部分は仕方のないことで、そこは請求されないとネットで読んだことがあったので大丈夫だと思っていました。
そして退去時の立ち合いの日を迎え、私は約束の時間に部屋へ行きました。不動産屋は2人で来ました。
「では確認しますね」と、部屋の隅々まで見て回りました。
しばらく見た後で、「わかりました。それでは後日敷金の精算に関する書類を送ります。」とのことで新しい転居先の住所を教えました。
その時に、何か気になるところはあったのかどうか確認したのですが、「きれいですね。」と言われたのでそれ以上は何も聞きませんでした。
私も退去時に立ち会うというのは初めてでよくわからなかったのでこんな感じなのだと思い解散しました。敷金として最初に2か月分と退去後のハウスクリーニング代で全部で150,000円くらいは払ってあったので少しはお金が戻ってくると楽しみになりました。
一週間ぐらい経過して不動産屋から書類が届きました。いくら戻ってくるのかとウキウキで封を開けました。書いてあった内容を見てしばらく呆然としてしまいました。
内容は、「壁紙全部屋(2DK分)張替、畳の交換(6畳分)、フローリングの張替(キッチン、6畳分)の代金合計260,000円(端数は忘れました)になります」敷金を引いて160,000円の支払いを2週間後までに振り込んでください、と不動産屋の振込先が記載されていたのです。
退去時にはきれいだといわれ、何も交換するのは言っていなかったのにこれはおかしいのではないかと、不動産屋に電話で問い合わせましたがおかしくないとの返答で話がつかなかったので、もう一度立ち合いをしてほしいと頼みました。
するともう業者が修繕工事を始めてしまっているので無理だと断られました。
私はこんなお金は納得いかず絶対に払いたくなかったので、友達や職場の人やいろいろな人に相談しました。何とかしなくてはと夜も眠れていなかったと思います。
消費者センターにも行ってみようかと思いましたが平日は仕事で休むわけにもいかず、とりあえず自分が相談した人たちの返答を待っていました。
そして昔からの男友達(Aさんとします)の一人から連絡が来ました。
その人の友人(Bさんとします)に不動産屋で働いている友人がおり、その方に相談してみたところ、やはりおかしいということだったようで払う必要はないといわれました。
私は友人Aと一緒に不動産屋へ足を運びました。私は全く無知だったので、友人Aが経年劣化で不動産屋が払わなければいけない部分などを話してくれ、敷金で100,000円も払っていれば8年も住んでいたら普通は敷金で賄えるはずだと一つ一つ説明してくれました。
しかし、不動産屋は友人に退去時を見ていないのに分からないだろう、ひどく汚れていて修繕するのにも大変なくらいだったと言ってきました。
私は必死に反論しました。が、結局話がつかず帰ることになりました。
その数日後不動産屋で働いている友人の友人Bさんと引っ越しを手伝ってくれた友達数人を連れて再度、不動産屋へ行って話をしました。
やはり不動産屋の友達は知識も豊富で、素人の私が聞いていてもよくわからない話をしていました。そしてやはりひどく汚かったといわれ、減額はしてあげてもよいが支払いはしてもらう!と逆切れしたかのような強い口調で言われました。
退去費用の決着は・・・?
最後に話し合いについてきてくれた友人の一人が、引っ越し作業している間に退去するアパートでうちの娘とかとふざけている動画を撮ったり、思い出にと写真を撮ったりしていたことを思い出してくれたのです。
退去する、まさに今もめている部屋で撮影したものですから、部屋の壁やあちこちが写っていたんです。
それを不動産屋に見てもらったのと退去時に掃除を手伝ってくれた人の証言で綺麗だったと訴えました。
そしてこれでもまだたりないようであれば、法で決着をつけてもらういます!戦います!といって帰りました。
次何か言ってきたら裁判も覚悟していました。
それから2週間ぐらいした後に不動産屋から支払い50,000円の減額された請求書が送られてきましたが私は無視していました。
今現在も支払いはしていないのですが、何も請求されずに終わっています。
すでに退去して7年たちましたが何も来ていないので終わったのだと思います。
【私がこの件で学んだこと】
小さい賃貸の不動産屋はやめようと思いました。そして退去時にはもっとしっかり請求はあるのかないのか、請求があるならばいくらでどこの部分の請求なのか確認しようと思いました。
【まとめ】賃貸退去費用に関するワンポイントアドバイス
今回の件は、金額の大小に問わず、本当に多いトラブルです。
不動産会社は本当にあくどいです!闇です笑
あ、今回は小さな不動産屋さんといっていましたが、大手だろうとフランチャイズだろうとかなりの確率であり得る話です!
実はここにも不動産会社が儲かる仕組みがあるんです!
原状回復工事を行うに当たって、大家さんは不動産会社にお任せしますが、多くの場合は「敷金以内に工事費用を収めて下さい〜」といいます。
するとどうなるかというと、簡単にお伝えすると入居者からいくら貰えるかで、不動産会社がいくら儲かるかが決まるということです。
不動産業界は入居するときも退去するときも、ピンハネする業界です笑 コレが本当に普通にそこらじゅうで行われているのがすごい。
多額の原状回復費用を取られないために必ず行うことは以下の事は必ず行うようにしておいて下さい。
- 入居時に現状確認書ももらったら、面倒くさがらずに書いて、写真を撮る!!
- その場で精算させてくれない時は、退去時も写真を取りまくる!
- 納得いかない時は、退去費用の書面に署名捺印は絶対にしない!
- クリーニング費用等契約書は必ず確認しておく
以上のようなことを、他記事でももっと細かく書いていますので見てみて下さい♪
引越し時の初期費用を安くするお手伝いもしていますので少しでも安くしたい方は以下記事も読んでみて下さい。