賃貸の初期費用はカード払い可能?【審査・手数料・注意点まとめ】

  • 初期費用がない!カードで支払いをできる物件はない??

 

  • カード支払いしたいけど審査はあるの?どんな審査なのか知っておきたい!

今回は初期費用をカードで支払いしたい方の以上の疑問とカード払いをするメリット、デメリット、そして注意するべきポイントなど徹底的に調査してみました!

 

【賃貸の初期費用をカード払い出来る物件も探す方法】

賃貸の初期費用をカード払い出来る物件を探している様子

まず、はじめに一般的に賃貸マンション・アパートを借りる場合、初期費用として、家賃の5ヶ月分が必要と言われています。

内訳は

敷金一カ月
礼金一カ月
前家賃一カ月
仲介手数料一カ月
その他、火災保険や鍵交換費用などの諸費用一カ月

となります。お引越しをするとなると、それらのお金を現金で一括支払いする必要があります。例えば、家賃が8万円なら、初期費用として40万円を物件を借りる最初にまとめて支払わなければなりません。

 

賃貸の初期費用に関してもっと詳しく知りたい方は「賃貸に必要な初期費用は?初めて賃貸する方へ」を参考にしてみて下さい。

 

賃貸の初期費用をとにかく少しでも安くしたい方は「【成功率98.9%】賃貸の初期費用を極限まで安くする方法」を参考にしてみて下さい。

 

賃貸に限らず、これからひとり暮らしするための費用(引越し費用・食費等すべての必要な費用)をなるべく安く抑える生活をしたいと考えてる人は「【決定版】初めての一人暮らしに必要な初期費用は?安くしたい方必見」を参考にしてみて下さい。

 

賃貸の初期費用はとにかく高いです!

これだけのお金をすぐに用意するのはなかなか難しいですよね。そんなときに助かるのが、初期費用をクレジットカードで分割できる物件です!

まず賃貸の初期費用ですが、カード払い可能な場合と不可能な場合があります!

これまで不動産業界では、クレジットカード決済に対応してる企業が非常に少なかったのですが、最近はクレジットカードでの初期費用の支払いを徐々に導入している不動産会社が増えてきました!

 

クレジットカード決済に対応している会社は以下になります!

・エイブル
・ミニミニ
・レオパレス21
・大東建託
・アパマンショップ
・住友林業レジデンシャル
・センチュリー21
・お部屋探しMAST

など

これらの不動産屋さんが運営するサイトからお部屋探しをすれば初期費用を分割払いできる物件を探すことができますよ!

 

不動産のポータルサイトから探す方は、「賃貸契約の初期費用を分割する方法!【相場】と【最安】にする方法」の記事でクレジットカードの手数料がかかる場合(リボ払い)とかからない場合(現金分割と同じ)とでわかりやすく解説していますので参考にしてみて下さい!

SUUMOのロゴ写真

 

クレジットカード分割払いを利用すれば、手元にまとまったお金がなくても、お引っ越しができるので大変便利ですね!

しかし、まだ多くの賃貸物件ではクレジットカード払いができないのが現状です。

 

大家さんがクレジットカード払いを嫌う理由

大家さんがクレジットカード払いを避ける理由としては、得られる家賃収入がクレジットカード決済手数料により減ってしまうからです。

従来の銀行振り込みなどの支払い方法であれば、家賃はまるまる満額で利益として得られますが、カード払いに対応することで手数料分の利益を失ってしまうことになります。

大家さん側からしたら設定した家賃を満額で得たいと思うのは当たり前のことですから、カード払いが中々不動産業界全体に普及していかないのでしょう。

 

初期費用をカード払いする際の審査は何を見ているの?

続いてクレジットカードの審査についてです。

クレジットカードの審査は、申し込んだ人の信用度を審査しているのです。

初期費用をカード払いする際の審査を表す写真

信用度とは何かと言いますと具体的には

・返済能力の有無
・本人の性格
・資産や財産の有無

を見ています。

返済能力の有無はわかりやすく言えば定職に就いており、毎月安定した収入があるかないかです。定職についていても、勤続年数が短いと審査にマイナスになってしまいます。

二番目に本人の性格ですが、これは過去のカード利用履歴から見ます。返済遅延がないか・延滞がないかを確認してルーズな性格なのか真面目な性格かを審査します。

最後に資産や財産の有無ですが、実家が持ち家だったりすると審査が有利に働くようです。

以上を踏まえて、審査にのぞみましょう。

ご自分の内容に自信のない方は審査のゆるいカード会社もありますので、担当の営業マンに相談してみると良いでしょう。

 

クレジットカードの審査ではないですが、賃貸契約をする際は管理会社や大家さんや保証会社の審査を受ける事になります。「賃貸契約の入居審査は何を見られている?落ちる人の特徴と対策」で詳しく解説していますので参考にしてみて下さい。

 

 

賃貸の初期費用をカード払いする際のメリット/デメリット

続いて初期費用をカード払いする際のメリットとデメリットを見ていきましょう!

賃貸の初期費用をカード払いする際のメリット/デメリットをチェックする写真

 

[メリットその1]ポイントが貯まる!

クレジットカードは、支払いを先延ばしできる他にもメリットがあります。

楽天などのCMでお馴染みのポイントです!楽天のクレジットカードを使用して初期費用を支払えば楽天ポイントが溜まりますし、オリコカードでの支払いをすればオリコポイントが貯まります。

楽天カードまん

 

現在殆どのクレジットカードはポイントが付き、そのポイントで旅行やお買い物ができるシステムになっています。

実際、現金はあってもポイントの獲得を目的にクレジットカード払いしている方も多いみたいです。

ポイントの還元率は、クレジットカード会社によって異なりますが、一般的には0.5%ポイントに還元してくれます。

例えば初期費用40万円をクレジットカード払いにした場合2.000円分のキャッシュバックがされるということきなりますね!これは結構大きいですね!

 

[メリットその2]現金を用意する必要がない

クレジットカードを利用すれば最初に現金を用意する必要がありません。

クレジットカード会社によりますが最大36回まで支払いを分割することができますので50万円の初期費用を36分割すると、月々14.000円ほどの返済で物件を借りることができますよ!

分割払いサービスを利用して、支払いの負担を減らせるのは大きなメリットですね!

 

[メリットその3]連帯保証人が不要になる場合もある

クレジットカード生成で連帯保証人が不要になって喜ぶ女性

最後のメリットはみなさんに当てはまるものではないのですが、ごく一部の不動産屋さんでは、不動産屋さんが指定したクレジットカードを新規発行し、初期費用や家賃の支払いをすることで、連帯保証人が不要になるシステムを提供しています!

つまり保証会社とクレジットカード会社がはじめからタッグを組んでいるので、クレジットカード会社の審査が通れば、保証会社の審査も通り、社会的信用があるとみなされ、連帯保証人がいなくても大丈夫な人と判断して貰えるため、連帯保証人が不要になります!

 

続いてデメリットについてです!

 

[デメリットその1]家賃が相場より高く設定されている場合が多い

クレジットカード払いに対応している物件は、その分家賃相場より家賃が高く設定されている場合が多いです。

理由としては先ほど上で少し触れましたが、大家さんがクレジットカードで支払えるシステムを導入すると、入居者に支払ってもらったお金の数パーセントをクレジットカード会社に手数料という形で支払う必要があるからです。

クレジットカード払いでなければ家賃は満額、大家さんの収入になりますが、クレジットカード会社に手数料を支払うことで収入が減ってしまいます。その手数料分を補うために、元々家賃に手数料分を上乗せして募集する場合が多いです。

大家さんの立場から考えると当たり前といえば、当たり前ですが、、入居者の立場からすると相場より高額な物件を借りるのは面白くありませんよね。

ですので、損をしないためにも必ず周辺のクレジットカードが使えない同じ条件の物件の家賃相場と比べてみてください。

家賃が数千円高い場合は手数料分が家賃に上乗せされている可能性が高いですよ!

 

[デメリットその2]分割すると金利がかかる

クレジットカードの分割で金利をとられて落ち込む女性

 

クレジットカードの一番のデメリットは金利!これでしょう!

初期費用をクレジットカード払いしたい人で、翌月払いではなく、分割払いやリボ払いを検討している人は、金利が必ずプラスされます。最終的に支払う金額は初期費用額よりも少し高くなることを覚悟しておいてください。

金利分プラスされるのが許容できない人は、分割払いを2回以内に留めるとカード会社によっては金利が無料になりますよ!

 

 

賃貸の初期費用をカード払いする際の注意点3つ

最後にクレジットカードで初期費用や家賃を支払う際に必ず注意してほしい点について解説していきます!

 

[注意点その1]金融履歴に傷がつく

通常家賃を銀行引き落としで支払う場合は、結構フランクなケースが多いです。

『うっかり残高不足を起こしてしまった!』

なんて場合でも、管理会社に連絡して明日振り込みますねー!程度で済む話です。

 

しかしクレジットカード払いの状態で家賃滞納を起こすと金融履歴に傷がついてしまうんです!

61日以上の滞納をしてしまうと、次の物件が借りにくくなったり、CICやJICCといった信用情報機関に金融事故履歴が登録されてしまい、将来住宅ローンなどを組もうと思っても審査が通りづらくなったり、最大5年間クレジットカードの新規発行ができなくなります。

クレジットカード支払いにしたら、必ず滞納のないように気をつけましょう!

 

[注意点その2]支払日と引き落とし日の違いに気をつける

支払日と引き落とし日の違いに気をつけようとして携帯をみる男性

支払いにクレジットカードを用いたときに良くあるトラブルが支払日と引き落とし日のタイムラグです。

 

タイムラグが生じる原因は、以下のような場合です。

・家賃の支払日が毎月27日
・クレジットカードの締め日が毎月20日
・口座からの引き落とし日は締め日の翌月10日

 

例えば、5月27日に支払った家賃は翌月6月20日に締められ、7月10日の口座引き落とし日に引き落とされることになります。

紛らわしいし、分かりづらいww

いつ口座からお金が引き落とされるのかをしっかり把握して計画的に口座残高を管理していないと、家賃分のお金を誤って使い込んでしまう可能性があります。タイムラグがあることをしっかり理解して残高不足を防ぎましょう!

 

[注意点その3]決済手数料の加算

初期費用のクレジットカード決済時に、「事務手数料」「システム手数料」などという名称で合計金額に手数料を上乗せして支払わせようとする悪徳不動産屋さんには注意してください!

悪徳不動産屋さんが電話する写真

クレジットカード決済において、クレジットカード会社に支払う手数料はあっても、不動産屋さんに支払う手数料はありません。

クレジットカード会社が定める加盟店規約にはこう記載があります。

「本来加盟店側が負担する手数料を肩代わりさせるのは禁止行為」

つまり不動産屋さんに手数料を支払う義務はないということです!

しっかり明細書を確認して騙されないように注意してくださいね!

 

 

 

皆さん如何でしたか?

クレジットカード決済で初期費用を支払えば便利ですし様々なメリットがある反面、うっかりしていると金融履歴に傷がつく可能性があることがわかりましたね。

お金の事は大切なので計画的に考えたいですね。

それでは、また!